|
|
東京ドームの横に、これほど広大な庭園が江戸時代初期から在り続けているとに驚く。
実際に訪ねてみると、その芸術的な美しさに大いに感動した。
水戸藩の家祖「頼房(よりふさ)」が江戸における水戸藩の中屋敷として造ったもので、
二代藩主「光圀」の代に完成した庭園。
江戸を代表する庭園の一つで国の特別史跡・特別名勝に指定されている。
江戸の代表的な庭園は他に浜離宮、六義園などがある。 |
|
|
|
|
|
|
[飯田橋駅付近]
小石川後楽園へは
飯田橋駅(JR・南北線)が
最も近い。駐車場はない。 |
|
[小石川後楽園・入口]
飯田橋駅から徒歩で5分程。
とても庭園があるとは思えない
都会の風景の中にある。
|
|
[小石川後楽園・入口]
予告なしの突然の紅葉。
美しく彩られた紅葉に
吸い込まれるように入る。 |
|
|
|
[小石川後楽園入口付近の紅葉]
華やかな姿で空を覆う紅葉。庭園に入る前から感動してしまった。
20年近く東京に生んでいながら東京ドームのそばに、
これ程の庭園があることを知ったのはつい最近のこと。
東京ドームや後楽園遊園地へは何度も来たことがあったのに…。(笑)
|
|
|
[水戸藩の祖・頼房(左)と二代藩主光圀]
江戸時代初期に後楽園を造園したのが水戸徳川家のこの二方。
水戸藩の祖である頼房は、徳川家康が60歳を過ぎてからの子供。
光圀は、いわゆる水戸黄門としてもよく知られる方。(家康の孫にあたる)
よく聞く話だが光圀がテレビで見るような諸国を漫遊したという事実はないらしい。 |
|
|
|
|
|
|
[受付・売店]
入園料は一般が300円。
9時から夕方5時まで開園。 |
|
[大きなしだれ桜]
入ってすぐに立派なしだれ桜と
向き合う。
樹齢の推定は約60年らしい。
|
|
[紅葉林]
大泉水を囲むように道が
左と右に分かれる。
右に進むと紅葉林に入る。 |
|
|
|
|
|
[紅葉林・蓬莱島]
紅葉林からは紅葉越しに蓬莱島が見える。
そして庭園が驚く程広いことを実感する。
|
|
[紅葉林]
ちょっと日陰でカメラ映りは悪いが
ここでは鮮やかな紅葉のトンネルが楽しめる。
家族も連れてくれば良かったなぁ。 |
|
|
[内庭]
いやー美しい…。感動。
隣にいた外国人の女性も同じように感動していた様子。
しかし外国人にも知られた庭園なのに、なぜ僕は今頃になって来ているのだろうか…。
なんだかそのことは、少し恥ずかしい思いにさせられる。(笑)
内庭は、水戸藩の書院があったところらしく、かつては唐門によって仕切られ
大泉水側の「後園」と分かれていたそうな。(パンフレットより)
|
|
|
|
|
[内庭と東京ドーム]
内庭からはモコモコした東京ドームの姿も見える。
驚くことに東京ドームよりも
小石川後楽園の方が大分広い。
|
|
[内庭と高層ビル]
まさに都会の中のオアシス。
このアンバランスもなかなか美しい。
えらいなぁ、こういう庭園を守ってきた人。
|
|
|
|
|
[内庭から大泉水岸へ]
内庭を後にし、大泉水の岸沿いの小道を歩く。
三脚持参の高齢のカメラマンの姿がやけに多い。
みんなかなり気合が入っており
ライバルのような視線を送りあっている。
|
|
[大きな灯篭]
ずんぐりむっくりな大きな灯篭が
突然現れた。
なんだか気になる微妙なデザイン。
|
|
|
|
|
[円月橋]
光圀(水戸黄門)の時代に造られた橋が
今も尚美しい姿で現存している。
水面に映る形が満月のように見えることから
円月橋と名付けられたらしい。 |
|
[円月橋と紅葉]
橋と紅葉が織り成す風景もまたいい。
が、しかし、橋なのに通行は禁止だ。
この橋の真ん中辺りから見える風景が
いい感じがするのだが…、残念。 |
|
|
[茶屋ともみじ]
江戸時代の茶屋を現した「丸屋」と真っ赤なもみじ。
その向こうに見えるのは大泉水。
ここはまた美しい風景で、多くの歓声がこだましていた。
入ってはいけない所まで進入し、三脚を使って撮影をしていた年配のおとうさん達が
係りの人に子供のように叱られていたのが妙におかしかった。
|
|
|
|
|
[得仁堂]
光圀が18歳の時、「伯夷列伝」という史記を読み
感銘を受け、伯夷(はくい)叔斉(しゅくせい)の
木像を安置した堂と書かれていた。 |
|
[清水観音堂跡から]
かつて清水観音堂と呼ばれる堂があった高台から
見渡せる風景が絶景。
この庭園は、見事に計算されて造られている。 |
|
|
[清水観音堂跡から]
秋の小石川後楽園は、ここから見渡せる風景が最も美しく感じた。
紅葉はわざわざ遠くへ出かけなくても近場で十分に堪能できるものだとしみじみ思うのであった。
眼下に広がるのは大堰川。 |
|
|
|
|
[大堰川の沢渡り]
この岩の橋を渡った先に小廬山と呼ばれる
小さな山がある。
なぜか派手な朱色をした通天橋も見える。
|
|
[通天橋]
京都の通天橋と同じ名前。
随分と京への思いがあったらしく、清水、渡月橋など
気持がいいくらい堂々と同じ名が付けられている。
|
|
|
|
|
[屏風岩]
屏風岩と呼ばれている。
日本全国、変わった岩は大体見たままの
名前がつけられる傾向がある。(笑) |
|
[小廬山]
約1時間ほどかけゆっくり一周したが
想像以上に見事な庭園で感動した。
さすがに徳川御三家のひとつ水戸徳川家の庭園。
毎年訪れてみたい。
|
[小石川後楽園:東京都文京区後楽1-6-6]
小石川後楽園公式サイト(公園へ行こう!)
* * *
お昼ごはんを食べに、小石川後楽園を後にして歩いて向かったのは、坂の町「神楽坂」。
徒歩でわずか5分程。 |
|
|
|
|
|
|
[神楽坂]
神楽坂を坂の下から眺める。
上京して間もない頃に
アルバイトをしていた街。
今はその店はないが。 |
|
[神楽坂の路地]
神楽坂は路地裏が
なかなか風情がある。
表通りとは全く違う雰囲気。
|
|
[神楽坂の路地]
こういう所を通る人は
大体地元の人の臭いがする。
石畳が印象的。 |
|
|
|
|
|
|
[毘沙門天]
坂の途中にある毘沙門天。
毘沙門は仏教の四天王の一人。
いわゆる七福人の一人ともされている。
まあ、そういう話はよく分かりませんが…。
|
|
[毘沙門天]
寅毘沙と呼ばれ、
江戸後期から本堂の左右にどっかり座っている。
かなり迫力があり、芸術的でもある。
が、ちょっと怖い…。 |
|
|
|
|
[鳥茶屋別亭]
お昼ごはんに入ったのは
親子丼が評判の店「鳥茶屋・別亭」。
ちなみに親子丼は東京生まれで、
日本橋の「玉ひで」が元祖と言われている。
カウンター席に座り、親子丼(950円)を頼んだ。
|
|
[鳥茶屋別亭の親子丼]
あつあつふわふわの親子丼は、
濃厚な味わいで実に美味しい。
醤油ベースの深みのある出汁と
濃密な卵の調和がとてもいい感じ。
見た目どおりかなり満腹になった。
また是非食べに来たいお店だ。
[神楽坂鳥茶屋・別亭:新宿区神楽坂3-6]
|
|
|
|
|
[神楽坂の路地]
親子丼は僕にはかなり量が多かった。
美味しい上にお得な丼。
だが、カロリーを消費する必要も生まれた。
そこでカロリー消費もかねて
再び懐かしい神楽坂を歩くことにした。 |
|
[神楽坂の路地]
神楽坂は20年程前にアルバイトで通った街。
表通りは随分と変わってしまったが
路地裏は神楽坂らしい雰囲気が今も残っていた。
昼よりも夜の方が
より神楽坂らしさを感じられるかもしれない。
|
|
|
|
|
|
|
|
[ホイコーロ]
20年前、この店の
ホイコーロをよく食べたなぁ。
(ラーメンえぞ松)
|
|
[中華まんのお店]
大きな中華まんが人気の
五十番。
食べたことはない…。
|
|
[陶器屋さん]
20年前と同じ風景。
懐かしい…。
(河合陶器店)
|
|
|