近所にあると旨くて困るラーメン屋。
喜多方で入ったラーメン屋は老舗の「あべ食堂」。「中華そば」「チャーシューメン」と、メニューは二種類のみ。激しくお腹が空いていたのでガツンと食ってやろうと意気込み、「チャーシューメン」を注文した。しばらくして、チャーシューメンがその大胆な姿を露わにした。うわぁ…麺が見えない…。これでもか!といった感じでチャーシューが円を描いている。チャーシューを食べない限り麺に到達できないのでやや薄目のチャーシューからペロリ。旨い…。姿を確認できた中太の平縮れ麺。やわらかくていい感じ。レンゲがないので、器を口につけてズルズルスープをすするが、シンプルながら深みのある味わいで旨い。豚骨と魚の醤油味かな?抜群に自分好みの味だった。こんな店が近所にあったら大変…。なんと朝の7時半から営業している。喜多方では朝からラーメンを食べる人も多く、「朝ラー」という言葉が生まれたらしいがそれはどうかしら…。(笑)
■あべ食堂 ♪
・喜多方市緑町4506・TEL 0241-22-2004・JR喜多方駅から徒歩約20分。 |
|
めちゃめちゃ旨い!
お店は細い路地を入った所に堂々たる姿であった。白と濃い茶色で構成された古めかしくも骨太な木造建築。聞くと、200年以上も前の陣屋を会津西街道糸澤より移築したそうだ。二階の小部屋に一人座りメニューを広げる。五品が入った五種わっぱにも惹かれたが、この後そばを軽くやりたかったので少な目と目論んだ鮭わっぱを注文。しかし、現れたそれはドデカク驚いた。わっぱの直径は20センチを超えているのではなかろうか…。そしてなんとも旨い。アツアツふんわり、しっかり濃厚な味わいに、旨い!旨い!を連発していた。わっぱは元々、山人の弁当の器として用いられてきたものらしい。そのわっぱにご飯と食材を入れ一気に蒸したものが輪箱飯。わっぱと一緒に蒸されることで香りもまたいいのである。会津の名物に舌もお腹も満たされ、そばを食う余裕など全く残っていなかった。次の楽しみに取っておこう。
■輪箱飯 田季野♪
・福島県会津若松市栄町5-31・TEL 0242-25-0808・JR会津若松駅から徒歩約20分。 |