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基本的におすすめの情報をご紹介いたします。個人の味覚や価値観の問題もありますので、あくまでもご参考程度に。実際に店舗に行かれる際は、営業時間、休日等、事前に電話でご確認されることをお薦めいたします。
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深川めし
※郷土料理百選
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くさや(伊豆諸島)
※郷土料理百選
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もんじゃ焼き
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どぜう料理
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江戸前天ぷら料理
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うなぎ料理
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ラーメン
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そば
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ちゃんこ料理
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佃煮
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おでん
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アシタバ料理
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(詳細)
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ちゃんこ料理とは力士が作る料理。
2007年現在、相撲部屋の数は50を超える。そしてその多くが東京にある。従ってちゃんこ料理屋も多い。何店か訪れたことがあるが、今回は亀戸駅から歩いて7分ほどの場所にある「時津浪」を訪れてみた。元十両の時津風部屋の時津浪関が昭和45年に開いた店。畳のテーブル席で頼んだのが鴨ちゃんこ。味つけは味噌と塩を選べるが塩を選んだ。それと一緒に馬刺しときゅうりの古漬と生ビールの中を注文。背中に「どすこい」と書かれたTシャツを着た店員さんが運んできた中ジョッキは大に近いサイズであった。で、でかい…。ビールからして力士サイズなのだ。よく冷えたそれを流し込みながら、まずはすりおろしニンニクと醤油を少しつけ馬刺しを頂く。ふわっと甘い。きゅうりの古漬もなんとも旨かった。間もなく、ものすごい絵の鍋が現れた。ぐるりと回りを鴨肉が囲み、えのきと油揚げがさらに内側を囲み最後に派手なオレンジ色の玉子のようなものがゴロッと盛られている。玉子のような物体は、きんかん(二ワトリの卵巣)。グツグツ煮たってくると次第に鍋らしくなり、中からたっぷり野菜(キャベツ、玉ねぎ、白菜、ゴボウなど)が現れた。最後にニラをのせしんなりすれば出来上がり。食べてみると、これがまた実に旨かった。野菜の旨み、鴨の出汁、塩、ニンニクの風味が絶妙で濃厚。最後にうどんを1玉入れて食べたが、これまた素晴らしくうまい。二人前を二人で食べたが、満腹であった。お腹の出具合はかなり力士に近づいていた。(笑)
■時津浪(ときつなみ)
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・東京都江東区大島3-4-3・TEL:03-3682-0200・都営新宿線西大島駅から徒歩約3分。JR亀戸駅から徒歩約7分。
両国国技館で食べられる200円ちゃんこ。
両国国技館に入ると通路に何やら列が出来ているので一体何なのか確認をすると、なんと200円でちゃんこ鍋が食べられるというのだ。大相撲の聖地でちゃんこが食べられるなんて嬉しいではないか。そのまま列に並びプレハブ小屋のような所に案内されちゃんこを頂いた。200円にしてはかなりお得な量。キャンプで使うような使い捨ての白い容器に入れられたそれは醤油ベースであっさりしていながらも野菜の旨みが出ており普通に美味しい。特別美味しいというわけではないが…。しかし随分と具沢山で大いに食べ応えがあった。大根、人参、椎茸、ねぎ、油揚げ、にら、玉ねぎ、キャベツ、ごぼう、えのき、なす、糸コンニャク、鶏肉、鳥モツ、挽肉。見た目以上にお腹が満たされた。この日は醤油ベースのちゃんこだったが塩と味噌の日もあるそうだ。
■両国国技館内
・東京都墨田区横網1-3-28・JR両国駅から徒歩約2分。
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安くて美味しい明治17年創業の老舗。
明治17年創業のそばの老舗。まず建物の雰囲気が素晴らしい。古き良き日本をしみじみと感じさせるたたずまい。中へ入るとかつての庶民の飯場といった感じで大きなテーブル席で60人くらいの人達がそばをすすっている。当然のように相席らしく僕も一人客のおばあちゃんの前に座りもりそばを一枚頼んだ。大盛りでなくていいか聞かれたがそのままにしてもらった。程よい時間で現れたシンプルなそば。わさびが好きだがその姿は見えない。まずは手打ちの麺を何もつけないでそのままする。ツルリとした喉越しでしっかりうまい。まろやかながらかすかに苦みが残る。今度はつゆにネギを入れそこに少しだけそばをつけてズズッ。うん、うまい。ネギとの相性がいい。もう少し快適な空間でありわさびがついていると尚いいのだが…。まあしかしこの味わいが600円で食べられるのは嬉しい。
■神田まつや
・千代田区神田須田町1-13・TEL:03-3251-1556・JR秋葉原駅から徒歩約5分。
安くて美味しく快適で笑える。
創業明治13年。下町の雰囲気がいい感じで残る神田の一角にあるそば屋。東京都の歴史的建造物の指定も受けているその外観は一見かなり敷居が高そうだが店内に入ると東京のど真ん中にいることを忘れてしまうような懐かしく落ち着けて庶民的な空間が広がっていた。しかし…、
「いらっしゃいませーーーーーーー」
と、必要以上に語尾を延ばすのが伝統らしく、何人かいる店員さんの声はまるで寺の坊さんのお経のように響き渡りひどくいおかしい。注文したのはせいろうそば一枚。630円と安い。現れたそれは少し緑をしたものであった。何もつけずそのまま頂いてみる。瑞々しくつるつるして美味しい。つゆに入れて食べてみるが鰹だしのつゆがかなり濃い目でつけ過ぎるとそばを味わうどころではなくなる。わさびを直接そばにつけ、つゆに軽く通して食べるとふわーと絶妙の美味しさが口に広がった。やっぱそばにはわさびだなぁ。そしてもりそばが一番。会計を済ませて出ようとする背中越しに
「ありがとう存知ますーーーーーーー」
と、いくつかの声がこだました。(笑)
■かんだ やぶそば
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・千代田区神田淡路町2-10・TEL:03-3251-0287・JR秋葉原駅から徒歩約5分。
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そばとネギとプリプリの鳥肉。
開店の11時15分を5分も過ぎれば25席程の全席がサラリーマンで埋まってしまう人気のそば屋。みんな仕事はどうした?と毎度思うが僕も同類なのであった。(笑)僕は本来盛りそばが好きだけど、ここではたぷたぷのスープにどっぷりつかった鳥南そば(735円)を毎回食べる。一度これを食べてしまいそれ以来ハマッてしまった。細めのそばにシャキシャキのねぎとプリプリの鳥肉の組み合わせが最高。スープに一切れ浮かべられた柚子の皮が全体の味覚にアクセントをつけておりまたいい。そば自体も本来の味わいを失うことなくしっかりと旨みが感じられるし喉越しもいい。おまけに量も多くかなり満腹になる。だから735円と気持ち高いけど納得する。醤油の風味を程よく感じる半透明のスープはやや濃い目だがこれはこれで好き。全て4人掛けのテーブルで相席率は100%近く少々落ち着かないのが玉に瑕(きず)。
先日、たぬきそば(577円)を初めて食べたがこれまたシアワセな一杯だった。そばの上になぜか大きな玉子焼きがのっている。
■そば処・春日
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・東京都千代田区東神田2丁目2-8 ・TEL:03-3865-9568
行列ができる浅草のそば屋。
東京は、そば屋が多い。僕が育った愛媛の松山では、ほとんどそば屋を見たことがなかったので、上京したての頃は随分と驚いたものだ。それだけ東京の人はそばが好きなのだ。その激戦区で長年やっている店はそれなりに美味しいそば屋なのだろう。この日は浅草にある行列ができる名店「藪蕎麦」に入った。漫画の「美味しんぼ」にも登場した店。壁に貼られたメニューからざるそば(680円)を注文すると「一枚でいいですか?」と言われ、一枚だとやはり少ないかなと思い、値段も見ずに天ぷらもついた「天ざるそば」に変更した。ざるそばが680円なので1000円くらいかと思いきや、よく見ると1600円であった。(笑)満席の店内。待つこと約20分。ざるそばと天ぷらが登場。まずはそばだけをつるる。うん、美味しい。今度は少しだけつゆにつけて食べるがこれまた美味しい。つゆはあたたかくかなり濃い。つけ過ぎは禁物。次はわさびをそばに直接つけ、さらに少しつゆにつけて食べてみる。うまい…。わさびの風味がそばを絶妙に盛り上げており一番美味しかった。天ぷらはエビが4個とししとうが1個。アツアツでカリリと揚げられておりなかなか。店を出ると5人ほどのお年寄りが炎天下待っていた。
■並木藪蕎麦
・東京都台東区雷門2-11-9・TEL:03-3841-1340 ・地下鉄浅草駅から徒歩約5分。
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アツアツご飯とプリプリのアサリ。
2007年に農林水産省より発表された日本各地の「郷土料理百選」を見て意外に感じた。どこかと言うと20年近く住んでいる東京の郷土料理2品が「深川丼」と「くさや」だったからだ。共に未体験だしほとんど日常において登場もしなければ話題にさえならない料理。ま、しかしせっかく選ばれた2品。まずは深川丼を食べることにし調べてみると江東区の深川、門前仲町、富岡あたりが本場ということが分かった。しかし実際にやってる店自体が少ない上にえらく高い。深川丼とはそもそも古くから深川の漁師料理で船の上で手軽に素早く食べられるファーストフード。あさりの入ったみそ汁をご飯にぶっかけたものである。それが1,000円を超えるとは驚き…。(笑)そういう店はさすがにパス。入ったのは深川あさり蒸篭飯(980円)を看板メニューにしていた「門前茶屋」。ホワホワの蒸篭にごはんとあさりが盛られ青海苔がまぶされたものが吸い物と漬物と一緒に出てきた。アツアツでなかなか美味しい。あさりの出汁がごはんに程よく馴染んでいる。主役のあさりもプリプリ。途中で気づいたが油揚げも入っており味噌汁らしさも感じられた。全体にあっさりして単調なので途中で少々飽きがきたが…。(笑)みそ汁をそのままかけるよりもこの方が美味しいと思うし料理としての完成度も高いと思う。もう少し値段が安ければ尚いいのですが…。
■門前茶屋
・江東区富岡1-5-1・TEL 03-3641-0660・東西線門前仲町駅から徒歩約30秒。
ひたすら臭い…。
臭くてたまらないが癖になる味といつの間にかインプットされているくさや。いつかは食べてみたいと思っていたら時々降りる浜松町駅から近い秋田屋という焼き鳥屋で食べられることを知った。カウンター席で生ビールと一緒にくさやを頼んだ。(合わせて約1,000円)しばらくすると調理場からまるで雨の日の川のような複雑な臭いが漂ってきた。まさか…。「はい。くさや」と現れたその匂いはまさにさっきの匂いそのものだった…。(笑)これを食べるの…。うーん…。恐る恐る口に入れると猛烈な臭味に口の中を支配され白身魚の固くパサパサした食感を感じた。匂いはともかく意外と食べられる。しかし、どうだろう…。これは癖になる味だろうか…。残念ながら美味しいという言葉とはとても結びつかない。(笑)それにしても臭い…。魚自体はアオアジと教えてくれた。くさやはくさや液と呼ばれる魚醤(ぎょしょう)に似た茶褐色の液体に浸け込み天日干しにしたもの。主に生産をしているのは伊豆諸島で江戸時代の献上品として魚の鮮度を保つために塩漬けするようになったことが始まりらしい。(後に変化)たしかに名物的な郷土料理である。おすすめです。(笑)秋田屋さんでは一人1本限定のたたき(220円)と名付けられた軟骨の入ったコリコリしたつくねと煮込みなどが人気でサラリーマンのおとうさん達に愛されている店。いつ見ても店の外にまで人が溢れている。
■秋田屋(あきたや)
・港区浜松町2-1-2 ・TEL 03-3432-0020・JR浜松町駅から徒歩約2分
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明治の味。
浅草1丁目1番1号。まるでその土地の始まりのような住所にある店が日本で最初のバーと言われる「神谷バー」。明治13年創業でその建物はどこかハイカラ。浅草で6年程働いていた時に何度もランチで通った店。当時の上司がここのランチにランチビールという素晴らしいメニューを追加するのがお決まりで度々つき合わされていたというか喜んでお供をしていた。会社の昼休みに上司公認のビールっすよ。しあわせ…。しかしこの店の名物はそういったランチセットではなく「電気ブラン」。そのユニークなネーミングで古くから人気だった飲み物の正体はブランデーベースのカクテル。電気がめずらしい当時、目新しいものには電気○○○と名付けられることが流行ったらしい。その電気ブランは昼間からわずか260円で飲める。逆三角形にゆるやかに曲線を描くグラスになみなみ注がれた琥珀色の液体。クイッと喉に流し込むとほんのり甘くカッと熱く深い味わいが口と喉にどっしり広がる。くぅーー。これは昼間に飲む酒じゃない。けど好きだなぁこの感覚。ベースのブランデーにジンやワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされている。(アルコールは30度)昼だとこれ一杯ひっかけるので調度いい。
■神谷バー
・浅草1-1-1・TEL 03-3841-5400・地下鉄浅草駅、東武浅草駅から徒歩約1分。
地元で評判の京粕漬けの老舗。
人形町で長く働いていた友人に連れられ入ったお店(魚久)は、地元で評判の京粕漬けのお店。先代が大正3年に蛎殻町で魚屋として創業したのがはじまりらしい。1階が持ち帰り専用の売場で二階が「イートインあじみせ」という名の和食店になっている。昼の12時過ぎに店に着いたこともあり10分程待った。案内されたのは6人掛けのテーブル席で3組の相席。ちょっと落ち着かない。(笑)友人はメニューも禄に見ないで瓶ビール1本と「ぎんだら粕漬焼定食(1,200円)」二人前を頼んだ。両隣や近くの方を見てもほとんどこの定食を頼んでいたようだ。中瓶のビールを二人で3分の1程飲んだ頃、ご飯、味噌汁、小鉢と一緒にトレーに載せられ出できた。やや小さめの粕漬けは香ばしく、ふわりとした上品な甘さで、ほかほかの白いご飯と実に合う。僕はなぜかあまりぎんだらを食べる機会がないので他店と比較はできないが、シンプルかつ古風な趣で嬉しい定食。なんたってこの店の粕漬けは、"切り落とし"と呼ばれる商品としては扱えない部分を比較的安い値段で買い求める人のために毎回整理券が配られるほど人気らしい。人形町で評判のお店。(酒粕は日本酒を搾り出した後に残る固形物のこと)
■魚久(イートインあじみせ)
・東京都中央区日本橋人形町 1-1-20・TEL:03-5695-4121
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江戸時代から続く名物寿司。
漁場に近い江戸で生まれ庶民に親しまれてきた寿司。新鮮さを表す代名詞として「江戸前」という言葉は今も尚残る。しかし冷凍技術のない江戸時代において、生魚を銀シャリに乗せる寿司は保存が難しいのは当然のこと。そこで考えらたのが酢と塩を多めに使い、さらに笹で巻いた「笹巻き寿司」。その伝統的な寿司をなんと江戸時代の元禄15年(赤穂浪士討ち入りの年)から300年以上も作り続けている店が神田にある。「笹巻けぬきすし」という変わった名の素朴な店。店内のショーケースを覗くと、なんとも贅沢な値段が並ぶ。最も安い5個入り(1,050円)を持ち帰り用で頼んだ。ところが待っている間にお腹が空き、店のご主人が包装をしているところへ声をかけ、テーブル席で食べさせてもらことにした。大きな湯のみであたたかいお茶を出してくれ、それを飲みながら木箱の蓋を取る。緑の笹に包まれた寿司が5つきれいに並んでいた。中身は、のり巻き(かんぴょう)、玉子、おぼろ、光り物、白身(アジ)。醤油もつけずそのまま頂く。お酢がかなり効いているが独特の風味でなかなか美味。僕はけっこう好きな味わいだけど好みは分かれそう。小さな寿司が1個あたり210円もするのでゆっくり味わって食べた。特に光り物(コハダ)が美味しかった。5個だと少し物足りない。7個あたり(1,575円)がちょうどいい量かな。少し贅沢だが、江戸の味が今も尚食べられるのは大変貴重。
■笹巻けぬきすし総本店
・千代田区神田小川町2-12・TEL:03-3291-2570・JRお茶の水駅から徒歩約5分。
競泳平泳ぎの北島選手もお気に入り。
競泳平泳ぎ、オリンピックの金メダリスト「北島康介選手」の実家は肉屋を営んでいる。人気のメンチカツが時々マスコミで取り上げられ以前から気になっていた。北島選手自身もそれが好物らしい。都心からの帰りがけに西日暮里駅でおり、そのメンチカツを買って帰ることにした。西日暮里駅(京浜東北線など)からは歩いて7分ほど。新三河島駅(京成線)からの方が近い。出かけたこの日はまさに北京オリンピック平泳ぎ100mの決勝の日。店の周囲にはテレビ局のカメラマンがズラリと待機している。しかし、店はガラリと空いていた。店内には北島選手の大きな写真がいくつも並んでいる。目当てのメンチカツ5個入り(700円)を買って外に出ると、突然テレビ局の方に取材を求められアタフタ…。「今、商品を買われましたね。ここにはよく来るんですか?金メダルは取れそうですかね?」などと質問攻めにあい、まいった。(笑)家に持ち帰り家族で早めの昼食に頂いたが、これが実に美味しかった。玉ねぎの量が随分多く、それが肉の旨みと絶妙のバランスでなんとも美味しい。そして外側がちょっと焦げた部分がありそれがまた香ばしくもあった。(でもそれはひょっとして失敗かしら…?)全体に手づくり感があふれ家庭的な味わい。メンチカツを食べているとちょうど決勝が始まり世界新記録で優勝を飾った。感動。
■肉のきたじま
・東京都荒川区西日暮里1-41-9・西日暮里駅から徒歩約7分。
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地元のお酒と一緒に楽しむ立ち食いおでん。
地元の北区は赤羽にある立ち食いのおでん屋さん。結構有名な店でここのはんぺんは、農林水産大臣賞まで受賞している。それがどれだけすごいことかは分からないけど(笑)、ふわふわのはんぺんは口の中でゆるやかにとけていく新しい食感。その名物のはんぺんと一緒に頼んだのが、定番の大根とスタミナ揚げというニラなどが入った串団子と野菜揚げ。これを23区では唯一の造り酒屋で近所でもある、小山酒造(明治11年創業)の日本酒「丸真正宗」の1カップ(300円)の冷(ひや)と一緒に頂く。おでんの前に丸真正宗が爽やかな風味で実に美味しい。何度か飲んだことがあり工場も見学したことがあるけど、やっぱり好みのお酒。それとおでんがまた合うのだ。お店の方が人気メニューと言いながらすすめてくれたスタミナ揚げがニラの風味が効いていて特に印象に残った。このおでん屋は、2人くらいしか食べられないわずかなカウンターと会議室にある細長いテーブルが一つあるだけ。まあ、さっと注文して、さっと食べて切り上げるのが正しい食べ方かしら。我が家から歩いて来られる店だからこそ付加価値を感じる。夜だけでなく平日の昼間だってぶらっと寄って楽しめるありがたいお店。この日の合計(上の写真で全て)は締めて900円。
■丸健水産
・東京都北区赤羽1-22-8
■小山酒造(丸真正宗)
・東京都 北区岩淵町26-10
東京で人気のうどん屋さん。
自転車で5分の場所にあるうどん屋さんが実は東京で結構人気のある讃岐うどんのお店。かつてご主人が香川の讃岐うどんの店で修行をされたらしく讃岐うどんの店となっている。北区の中十条にあるこの店はいつ行っても人気。僕が毎回頼むのは温かいかしわぶっかけ(750円)。実はこの店のかしわが大好き。鳥の胸肉を注文後に揚げてくれ、柔らかくてあつあつプリプリ。塩胡椒がピリリと効いて好みの味わい。(ちょっと濃いが)それが3つものっかっており、これと一緒に食べるうどんが好き。しかし、大根おろしはそれ自体の味が強すぎるので毎回抜いてもらう。手打のうどんはプルプルで喉越しがいい。このコシときめ細かい感じは確かに好きな人は多いと思う。僕はいかにつゆと馴染むかが大事なのでそれ程特別な感じを受けないが、まあ美味しいと思う。かしわがのったうどんは、ここでしか食べたことがないこともあり僕としては非常に価値の高いうどん屋さん。近いし…。(笑)隣に座った女性客は出張先の徳島から羽田に戻りそのままこの店に直行してきたらしい。食べるやいなや「うーん、やっぱり美味しい!!!」と店のご主人に嬉し気に伝えるのでした。(笑)
■すみた
※2009年に中十条から下記へ移転しました。
・東京都北区志茂2-52-8・TEL:03-3903-0099・JR赤羽駅から徒歩約8分。[営]11:00〜14:00/18:00〜21:00(土・日・祝祭日11:00〜15:00 )[休]月・第3日
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江戸から続く佃煮発祥の地の佃煮を頂く。
江戸時代に、東京湾に埋め立てて作られた佃島は、徳川家康がかつての摂津国佃村の漁民を呼び寄せ、住まわせたことからそう呼ばれるようになったらしい。何故そうなったか。実はあの織田信長が本能寺において家臣の明智光秀に討たれた時、次に命を狙われたのが、安土城にて信長の接待を受けた後、堺に滞在していた徳川家康であった。接待を受ける手前、家康一行はわずかな人数(30名程)。信長の死を知り、身の危険を感じた家康は、光秀が仕掛けた無数の網に掛からぬよう飛ぶように三河へ戻らねばならなかった。その道中、ある川岸へ出た時に舟がなく困っていたところを助けたのが、佃村(現大阪市西淀川区佃町)の漁民であったとのこと。このことが縁で、後に江戸幕府が開かれた際、佃島で暮らすようになった佃村の漁民の方々が漁業を行いながら保存食として作り、売り出したのが佃煮と呼ばれ、江戸をはじめ日本中に知られるようになったそうな。その佃島の佃煮を江戸時代の天保8年(1837年)から営まれている「天安」で買い求めた。「江戸風味(削り節・白ごま・昆布)」と「あみ(海老に似た甲殻類海のあみを煮たもの)」の二種類。おそらく、つくりたてと思われる。持ち帰り、アツアツの白いご飯にのせて食べる。うまい…。かなり濃い目で風味がよく、旨みが凝縮されている感じでありました。
■天安本店
・東京都中央区佃1-3-14・TEL:03-3531-3457
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