電車の中で食べるとまた格別。
新潟の越後湯沢駅を出て、金沢へ向かう「はくたか」の車内。昼の12時を過ぎ、そろそろ弁当を食べようと車内販売のおねえさんに声をかけた。
「どんな弁当があるんですか?」
「すみません…。弁当はもう全て売り切れてしまったのですが…」
衝撃の答えが返ってきて倒れそうになった…。
「う、うりきれですか‥‥」
「はい。残りは鱒寿司が2個になります」
「え!鱒寿司!?(売り切れてないじゃん:笑)それで十分です。というか大好きです。もちろん2個とも頂きます」
2個でもありがたい。家族4人で2個の鱒寿司を食べ始めた頃、電車はちょうど富山に入った。そういえば鱒寿司は富山の名物だったなぁ。今では東京でも当たり前に買うことができる人気の弁当だから忘れていた。2個の鱒寿司。4人では当然足りないと思っていたが、僕以外はそれほど好きではないらしく…、結局僕は1個と半分も食べることになった。ラッキー!妻も妻のお母さんも、基本的に魚がそれほど好きではなく、魚好きの僕からするとシンジラレナイ親子なのである。(笑)鱒ずしは、富山の郷土料理で鱒を用いて酢で味付けした押し寿司の弁当。
■はくたか(北陸急行車内販売)♪ |
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弁当を越えた弁当。
毎年恒例の新宿京王百貨店で行われる「有名駅弁・全国うまいもの大会」で、見つけた氷見(富山)のごっつお「ぶりかまめし」。ぶりが好きな僕は、迷わずこれをゲット。たしか950円。蓋を取ると大きなぶりのかまが、でろーんとご飯の上に載せられている。うーん、美味しそう。ぶりかまは、ぶりのえらの後ろをさすようで一匹あたりから二箇所しかとれない貴重なものらしい。(弁当にそう書かれていた)早速アツアツの状態で頂く。かなりやわらかく煮込まれており濃厚で実に美味しい。ぶりの下のご飯は、なんと酢飯でなぜかピリッとわさびの風味を感じる全く新しい味わい。これまた美味しく濃い目の味つけのブリとの組み合わせが楽しい。ご飯の上には大きなわかめが大胆に敷き詰められており、なんだか豪快な漁師料理のように仕上げられていた。弁当の常識を超えるような料理だった。当然、ビールがグイグイ進んだ。後半、さすがにちょっと濃さが気になってきたけど…。(笑)基本的にかなりお気に入りの弁当。
■(株)源♪
・富山県富山市南央町37-6・TEL 076-429-3100 |