モチモチの麺と、甘いキャベツ。 山梨の富士急ハイランドへ向かう途中、"富士宮やきそば"で知られる富士宮市へ寄り道。二年連続でB-1グランプリ(B級グルメの全国大会)のグランプリになったやきそば。その火付け役となったのが、浅間大社前のお宮横丁にもアンテナショップを出している「富士宮やきそば学会」。お宮横丁は、せせらぎ広場という無料の駐車場から徒歩でわずか1分。左右合わせて7店舗が集まるフードコートのような空間。富士宮やきそば学会の店舗の前には、箱型の小さな焼きそば神社まで作られてあった。10時過ぎにお店へ入ると、まだ鉄板があったまっていないのでもう少し待ってねと言われ、その間に浅間大社を見学。浅間大社の背後には雪をかぶった富士山の姿まで望めた。10時半頃に再び伺い、家族三人で食べるため、並(450円)を二つ頼んだ。一番客なのですぐに焼きたてが運ばれてきた。アツアツの焼きそばは、キャベツがたっぷり。コシがありモチモチした蒸し麺と、シャキシャキの甘いキャベツ。特に甘さ全開のキャベツが量も多く印象に残る。キャベツの甘味を大事にするため、キャベツはほとんど炒めないのだそうな。焼きそばの上にまぶされているのは、イワシの削り粉。味つけには肉かすと呼ばれるラードをしぼったものも入っているらしい。観光食というより地元の方が昔から馴れ親しんできた手軽な地元食といった感じ。素朴で懐かしい味わいです。 ■富士宮やきそば学会(お宮横丁内アンテナショップ) ・静岡県富士宮市宮町4-23・TEL 0544-22-5341※せせらぎ広場(無料駐車場)富士宮市宮町5丁目