贅沢に鉄板焼きで頂く。
神戸牛の老舗「みその本店」。話題の芸能人カップルが挙式をして間もない生田神社のすぐ近く。神戸の街並みが見下ろせるガラス張りの席に座る。小さめのグラスに注がれたビールを頂きながら鉄板焼きでジュージューと焼かれる肉を見つめる。注文したのはフィレステーキ150gとご飯や赤だしなどがついたCランチ(2,625円 )とうすぎりビーフステーキ100gとご飯や赤だしなどがついたFランチ(1,050円 )。まあ、一番安いのと次に安いランチメニュー。(笑)久しぶりに飲む昼間のビールがやけにうまい。丁寧に目の前で焼いてくれた神戸牛は鉄板焼きでよく食べるあの味わい。美味。何よりこういう食べ方はやはり贅沢でありたまにはいい。ご飯と赤だしも美味しく家族が喜んでくれたのが嬉しかった。なぜか我が家では安いFランチの方が好評だった。(笑)
■みその本店
・神戸市中央区下山手通1-1-2みそのビル7・8階・TEL:078-331-2890・JR三宮駅から徒歩約5分 |
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アツアツほわほわ。
阪神元町駅近くにある中華街、南京町に寄った。有名な老祥記(ろうしょうき)の豚まんが食べたかったからだ。しかし、行ってみると嫌になるくらいの行列…。(笑)待てばそりゃ食べられるだろうけど…、2歳の子供も一緒なのであきらめた。(一人なら多分待った)少しブラつき店頭でいい感じで蒸されていた大同行というお店の豚まん(200円)を買って南京町広場で座って食べた。うん?いつしか横浜の中華街で食べたものとよく似た味わいに感じた。モチモチした皮に包まれアツアツほわほわ。
■大同行
・神戸市中央区栄町通1-3-13・TEL 078-331-5356・JR元町駅から徒歩約3分 |
しっとりと懐かしい味わい。
数年前に友人の結婚式の引き出物に入っていたユーハイムの「デア バウムクーヘン」。凸凹したユニークな見た目がなんとも美味しそうで印象的だった。一口食べ、妻と一緒に喜んだ。懐かしくて、実に美味しい。程よい甘味としっとりとした食感がとてもいい。実はバウムクーヘンという食べ物自体10年近く食べておらず、失礼ながらその存在すら忘れていたが、この「デア バウムクーヘン」(1,050円)が美味しさと共に思い出させてくれた。通常よく見るシンプルな形状(左上の小さい写真・これはちょっと溶けていますが)のものと違って、「デア バウムクーヘン」は洋酒を使うなど、昔ながらの伝統的な製法で焼き上げられているらしい。食べ比べてみると確かに後味がしっかりしている。ユーハイムは1923年にカールとエリーゼ夫妻が生田神社(神戸)の隣にドイツ菓子の店を開いたのが始まりとホームページに書かれてあった。バウムクーヘンは、ドイツ菓子なのか…、ずっと神戸生まれのお菓子と思っていた。しかしユーハイムのバウムクーヘンはやはり神戸で育ったお菓子。他にも美味しい店は沢山あるのでときどき浮気しますが、ときどき頂きます。(笑)
■ユーハイム
・本店:兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-4・TEL 0120-860-816
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お願い:早くお召し上がりください。
以前から気になっていた明石名物「ひっぱりだこ飯(980円)」をついに買った。随分歴史のある弁当かと思いきや意外と歴史は浅く、平成10年の明石海峡大橋の開通を記念し、JR西明石駅の駅弁として作られたものが始まりと知った。しかし作っているのは歴史の深い明治36年創業の淡路屋さん。手に取ると、実際にタコ漁に使われるタコ壷をイメージして焼かられた容器がズシリとする。弁当用とは思えない程しっかりした容器。電子レンジで温め、蓋を剥がすとホワホワの湯気と一緒に大きめの明石タコや筍、人参の姿が確認できる。うーん、かなり美味しそう…。迷わず明石名物の真ダコのうま煮から頂く。プリップリッで美味しい。炊き込みご飯は少し柔らかめでこれまた素朴な味わいで美味しい。まさにタコ壷のように奥深く入っているので、ご飯もおかずもひっぱりだすように食べ進む。それが意外と楽しい。(笑)おかずは、明石ダコのうま煮、筍、人参、穴子のしぐれ煮、タコ天、錦糸玉子、椎茸煮など。かなり好きな味わいの弁当だけどやはり立派過ぎる器のその後が気になる…。(笑)パッケージに、「お願い:お早くお召し上がりください。」と素直な気持が書かれていたのが妙におかしかった。
■淡路屋
・本店:兵庫県明石市小久保2-7-20 |