こってりまったり。衝撃の中華そば。
いつか食べたいと思っていた和歌山ラーメンの超有名店「井出商店」が、いつの間にか横浜のラーメン博物館に復活をしていたのでこのチャンスを逃すまいと寄ってみた。入場料は300円。中華そばは730円。合わせて1,030円と高くなるが和歌山まで行くことを考えれば随分と安いものだった。(笑)店に入ると、鼻を疑うほどの猛烈な匂い。トンコツの臭いが激しく充満している。この空間で食事をするのかと思うと滅入る思いだったがそれが目的なので食べた。(笑)こってりまったりとした人生初の食べ物を。トンコツと醤油味がなんと濃いことか…。驚きの風味。麺はストレートの細麺でドロドロのスープに馴染んでこれまた濃いが旨いことは旨い。いやーすごいのなんのって。スープはレンゲで5口程でギブアップ。和歌山の人はここまで濃厚な中華そばを好むのかとびっくらこいた。(笑)このスープは、豚骨を強火で沸騰させ、骨の髄からゼラチンまで溶かし、スープと脂をトロリと乳化させ、醤油とうまくマスキングされて…などとパンフレットに書かれてあった。恐るべし中華そば。まいりました。(笑)しかし、一度は本店でちゃんと食べてみたい。
■井出商店(新ラーメン博物館店)
・横浜市港北区新横浜2-14-24・TEL:045-471-0503・新横浜駅から徒歩約5分
■井出商店 本店
・和歌山県和歌山市田中町4-84・TEL:073-424-1689 |
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高菜の浅漬けの風味と舌触りがいい。
少し変わった名前をした和歌山・熊野地方(奈良・吉野地方)の郷土料理「めはりずし」。買い求めたのは、3個入り(693円)のもの。中を開けると鮮やかな緑色をしたつややかなにぎりが並んでいた。まずは一つ食べてみる。美味しい…。お米を包んだ高菜の浅漬の上品な味わいと、お米の上に適度に盛られたじゃこの佃煮がとてもいい感じ。想像以上に美味しく仕上げられている。残りの二つは梅と鰹節だったが、それぞれ美味しかった。好きだなぁーこのにぎりずし。熊野や吉野では高菜の漬け込み作業が冬から春先において一般家庭の恒例行事になっているらしい。その高菜の浅漬けを使っためはりずしは、かつて山仕事や農作業へ行くときの弁当として持ち歩いていたそうな。「めはりずし」という名は、元々はかなり大きく握っていたことから「目を張るほど大きな口を開けなければならない」とか、「目を見張るほど美味しい」とか、「おにぎりに目張りをするように包み込むから」などの由来があるらしいが、おそらく後者が常識的かと思う。(笑)
■中谷本舗(購入したのは東京駅前新丸ビル内・えん) ♪
・奈良県吉野郡上北山村河合353番地・TEL 0120-724-288 |