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お酢が程よく効いた素朴なお寿司。
郷土料理百選にも選ばれた奈良の「柿の葉すし」は、かつて熊野灘から奈良へ向かう鯖街道の名産だったらしい。それを買った「いざさ(中谷本舗)」のパンフレットにそう書かれていた。熊野灘で水揚げされ、浜塩を施した鯖を薄く切ってご飯にのせ、手近に豊富にあった山柿の葉に包み重石をかけ、熟成させて寿司に仕上げたそうな。その伝統的な塩からいものから寿司飯の味に変えたものが現代の柿の葉すしらしい。(いざさのパンフレットより抜粋)僕は4種の魚が二つずつ(合計8個・1050円)入ったものを買い求めた。魚は、サバ、サケ、アジ、鯛。やわらかな香りのする柿の葉をめくると中から小さな押し寿司がひょっこり現れた。江戸の笹巻き寿司にも似ている。本来は醤油もつけずに食べるものと書かれていたのでそのまま食べてみる。お酢が程よく効き素朴な味わい。ご飯はやわらかめでネタとよく馴染んでいる。見た目から連想される通りの味わいだけど、結構好き。サバが最も愛称がよく感じた。この量なのでもう少しお手軽な金額だと尚嬉しいのですが…。
■いざさ・IZASA(中谷本舗)
・本店:奈良市吉野郡上北山村河合・TEL 07468-2-0008※名古屋、東京などの高島屋でも販売されています。 |
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奈良の名物 |
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