萩では日常食みたい。 山口の萩では、干したわかめを細かく砕いて、ご飯にふりかけたり、おにぎりにして食べることが日常的なのだそうな。そういえば、萩のうどん屋「どんどん」でも地元の人は当然のように、うどんと一緒にわかめむすびを食べていたっけ。海辺では、わかめを干している風景やわかめを採っている風景にも出会った。ある場所では海岸を埋め尽くす勢いで大量に押し寄せているわかめの姿も見かけた。そして地元の方に、おすすめ!と紹介されたのが井上商店の「しそわかめ」。萩に滞在中は、店舗へ寄る時間がなく、あきらめていたのだけれど、なんと帰りの萩・石見空港の土産売場に315円という安さで売られていた。当売場の売れ筋No2と書かれた手書きのPOPも付いていた。当然、我が家の土産に買って帰り、白いご飯にのせて頂いた。うまい…。しそとわかめの香りがなんともいい。おにぎりにまぶして食べると、さらに美味しく感じた。妻も随分気にいってくれたのが嬉しかった。かなり濃厚な風味で少量でも十分に味わえるため、随分長持ちがしてお得。萩の土産におすすめ!と言いたいところだが…、後日、東京や埼玉のスーパーでも普通に手に入ることが分かりました…。(笑) ■株式会社井上商店 ♪ 山口県萩市東浜崎町9-1・TEL 0838-22-0812
朝の萩で思わず笑ってしまった。 まだ人通りの少ない朝の萩をぶらぶら歩く。前日に着いたばかりで町の位置関係が正しく把握できていない。だから時折地図を開き、迷子にならないように気をつけながらの散歩。萩は全国的なチェーン店やコンビニや看板の類が極端に少なく、萩独特の歴史ある城下町の文化が息づいていていい。ふと目に入った一軒のかまぼこ屋さん。「魚ロッケ」なるものが商標登録されたことをPRしていた。ギョロッケ…?文字から想像するに、魚のコロッケかしら。店のショーケースを覗くと目に止まりやすい高さにそれが並んでおり、60円と書かれていた。失礼ながらたった1つだけ地元の人間のフリをして堂々と買い求めた。まあ魚のコロッケ。然程期待もせずに食べてみたのだが、これが実に美味しかった。予想外の美味しさに朝の萩でひとり怪しく笑ってしまった。美味しいと笑ってしまう妙な癖がある。新鮮な魚の風味が口の中で気持ちよく広がる。いろいろな魚を混ぜてすりつぶしたものに、衣を付けて軽く揚げた感じ。何もつける必要なし、そのままパクリといっちゃって下さい。朝からいい出逢いがありました。 ■荒川商店(荒川蒲鉾店) ♪ 山口県萩市東田町47・TEL 0838-22-0377