旅々たびたび
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旅ごはん 基本的におすすめの情報をご紹介いたします。個人の味覚や価値観の問題もありますので、あくまでもご参考程度に。実際に店舗に行かれる際は、営業時間、休日等、事前に電話でご確認されることをお薦めいたします。 ♪←旅々の猛烈お気に入り
 
 ■中国方面:山口県
 
しそわかめ

しそわかめ
 

しそわかめ
萩では日常食みたい。

山口の萩では、干したわかめを細かく砕いて、ご飯にふりかけたり、おにぎりにして食べることが日常的なのだそうな。そういえば、萩のうどん屋「どんどん」でも地元の人は当然のように、うどんと一緒にわかめむすびを食べていたっけ。海辺では、わかめを干している風景やわかめを採っている風景にも出会った。ある場所では海岸を埋め尽くす勢いで大量に押し寄せているわかめの姿も見かけた。そして地元の方に、おすすめ!と紹介されたのが井上商店の「しそわかめ」。萩に滞在中は、店舗へ寄る時間がなく、あきらめていたのだけれど、なんと帰りの萩・石見空港の土産売場に315円という安さで売られていた。当売場の売れ筋No2と書かれた手書きのPOPも付いていた。当然、我が家の土産に買って帰り、白いご飯にのせて頂いた。うまい…。しそとわかめの香りがなんともいい。おにぎりにまぶして食べると、さらに美味しく感じた。妻も随分気にいってくれたのが嬉しかった。かなり濃厚な風味で少量でも十分に味わえるため、随分長持ちがしてお得。萩の土産におすすめ!と言いたいところだが…、後日、東京や埼玉のスーパーでも普通に手に入ることが分かりました…。(笑)

■株式会社井上商店
山口県萩市東浜崎町9-1・TEL 0838-22-0812

山口名物

フク
 
山口の名物

フク(フグ料理・下関)
  ※郷土料理百選
岩国寿司(岩国)
  ※郷土料理百選
クジラ料理(下関)
瓦そば(下関)
岩国おばいけ
甘鯛の煮付け(萩)
見蘭牛(萩)
シロウオ料理(萩)
金太郎(萩)
平太郎(萩)
いとこ煮(萩)
夏みかん(萩)
ウニ(萩)
わかめむすび(萩)
笠戸ひらめずし
外郎(ういろう)
 


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ウニ丼
浜料理がんがんのウニ丼

ウニ
萩の別の店で頂いたウニ
  ウニ丼
萩のウニは小さめで色が濃いのが特長。

日本海に面した萩は、魚が新鮮。魚市場も然程離れておらず、鮮度のいい魚介類が常に食べられる幸せな町なのだ。その魚市場に隣接する「道の駅しまーと」の、スーパーのような土産売場を歩くと、甘鯛や瀬つきアジにフグやウニなどの姿が目立つ。ウニは全国的にも知られる萩の名物。萩滞在中に、まっ黒な姿で素もぐり漁をしている方を何度も見かけた。この日の売場で姿は確認できなかったが剣先イカも名物と聞いた。道の駅しまーと内にある「浜料理がんがん」という店に入り、萩名物であるウニの丼を頂くことにした。なんと2,500円。いやぁー贅沢…。贅沢して"ごめんなさい"という言葉が頭に浮かんだくらいだ。だって、ウニだけの丼ですよ…。定番っちゃあ定番だけど、やっぱりすごい。(笑)注文してからすぐにその贅沢丼は登場した。前日に食べた刺し盛りに入っていたウニもそうだったけど、萩のウニは木箱(板)ごと出てくる。色が濃く、やや小さいのが萩のウニの特長で、それをすくって丼や皿に乗せると形が崩れやすいからなのだろう…。せっせと、丼のごはんの上にウニをのせた後に、ちびちび頂いた。まろやかな甘味をしみじみと味わいました。ご馳走様でした。

■浜料理がんがん
山口県萩市椿東北前小畑4160-61・道の駅萩しまーと内・TEL 0838-25-3452
   
     
魚ロッケ

魚ロッケ
 

魚ロッケ
朝の萩で思わず笑ってしまった。

まだ人通りの少ない朝の萩をぶらぶら歩く。前日に着いたばかりで町の位置関係が正しく把握できていない。だから時折地図を開き、迷子にならないように気をつけながらの散歩。萩は全国的なチェーン店やコンビニや看板の類が極端に少なく、萩独特の歴史ある城下町の文化が息づいていていい。ふと目に入った一軒のかまぼこ屋さん。「魚ロッケ」なるものが商標登録されたことをPRしていた。ギョロッケ…?文字から想像するに、魚のコロッケかしら。店のショーケースを覗くと目に止まりやすい高さにそれが並んでおり、60円と書かれていた。失礼ながらたった1つだけ地元の人間のフリをして堂々と買い求めた。まあ魚のコロッケ。然程期待もせずに食べてみたのだが、これが実に美味しかった。予想外の美味しさに朝の萩でひとり怪しく笑ってしまった。美味しいと笑ってしまう妙な癖がある。新鮮な魚の風味が口の中で気持ちよく広がる。いろいろな魚を混ぜてすりつぶしたものに、衣を付けて軽く揚げた感じ。何もつける必要なし、そのままパクリといっちゃって下さい。朝からいい出逢いがありました。

■荒川商店(荒川蒲鉾店)
山口県萩市東田町47・TEL 0838-22-0377

   
     
金太郎

平太郎
  金太郎と平太郎
萩の魚を地酒の冷と一緒に頂く。

萩の地産料理の店「MARU」で、萩らしい魚が食べたいと、地元の(し)さんにお願いすると金太郎と平太郎という、なんだか漫画の主人公の名前のような焼き魚を薦めてくれた。共に萩で獲れる冬の魚で、和名はヒメジ(金太郎)、ヒイラギ(平太郎)というらしい。最初に出てきたのが金太郎(2匹500円)。約15cm程の鮎くらいの小ぶりの白身魚だが、見た目は金目鯛のように主張の強いオレンジ系の色合いで存在感がある。やわやわとした食感。塩味が効いて旨い。地酒の冷と一緒に頂くと尚さら。沿岸の水深数m〜100mの砂泥底に生息しているそうな。旬は冬(旬の食材事典より)。平太郎(500円)は、ずんぐりむっくりな身体が印象に残る魚で地元の人は「べらご」とも呼ぶらしい。そのまま丸ごと食べる。香ばしく焼かれたその味わいは"ししゃも"に少し近い味わいで旨い。これまた日本酒の冷がいい。金太郎も平太郎も何もつけずにそのまま食べたが、そのままで十分美味しい。平太郎の皿には辛子が載せられていましたが…。

■MARU(マル)
山口県萩市吉田町78・TEL 0838-26-5060
   
     
どんどん・肉天うどん

どんどん・肉天うどん
  どんどん・肉天うどん
わかめむずびを食べながら。

ミドリヤファーム萩でうどんといえば「どんどん」。地元の(し)さんに、そう教わった。中国地方を中心に展開するうどんのチェーン店だが、生まれは萩。12時半頃に、その土原店へ行くと、なるほど地元の人達で賑わっていた。店内は昔ながらの定食屋といった雰囲気でいい感じ。注文したのは肉天うどん(490円)。そして萩名物のわかめむすび(2個170円)。レジでそれを告げ食券を持って席につく。然程待つことなく、お店のおかあさんがトレーにのせて運んできてくれた。うどんの前に、わかめむすびの見た目がいい。聞くと、干したわかめを刻み、おむすびに付けたものらしい。柔らかめでプニュプニュの手打ちうどんがやや甘めのおつゆと馴染んで美味しい。肉の出汁も効いており、どこか懐かしさを感じる味わい。テーブルに置かれた青ネギは、入れ放題らしい。わかめむすびを食べながらうどんを食べる。それが"萩の正しいうどんの食べ方"とは聞きませんでしたが、是非ご一緒に。見た目通りお腹も気分も満たされます。うどんはコシだという人にはちょっと…。(笑)

■どんどん 土原店
山口県萩市土原3区377・TEL 0838-22-7537・東萩駅より自転車で約5分。
   
     
特選ヒレステーキ

特選5点盛り
  見蘭牛(けんらんぎゅう)
とびきり幸せな時間が味わえます。

ミドリヤファーム日本海に面し新鮮な海の幸が豊富な萩。がしかし、魚介類だけではなく名物の"牛"もいる。見蘭牛(けんらんぎゅう)と呼ばれ、国の天然記念物で和牛のルーツとも言われている「見島牛(父)」とオランダ原産のホルスタイン種(母)を交配させて生まれた萩の牛。年間わずか12〜13頭しか食に出回らない貴重な牛でもあるらしい。※ その見蘭牛を食べられる店が萩城跡に近い「網焼きレストラン 見蘭」。洗練された快適な空間の中で、よく冷えた生ビールを飲みながら網焼きで頂ける。なんと幸せな時間だろうか…。見蘭牛はやわらかく濃厚な旨みでとびきり美味しかった。タン塩に始まり、ハラミ(980円)、特選5点盛り(特選ヒレ、特選ロース、上ロース、中落ちカルビ、上カルビ・2人前3,500円)、特選ヒレステーキをガッツリ頂く。肉だけでなく、この店のキムチと石焼ビビンバも絶品。週末は予約を取ることも難しいと、お連れ頂いた地元の(し)さんに聞いたが、この味と値段、そしてこの空間なら当然だと思う。色々な料理で言えることだけど、もうこれ以上の店に出会わなくてもいいと思う到達点のようなものを感じることがある。焼肉に関しては、この店もその内のひとつかしら。いやはや美味しかったです。ご馳走様でした。

■網焼きレストラン 見蘭
山口県萩市堀内89・TEL 0838-26-0141・玉江駅より徒歩15分
※網焼きレストラン 見蘭のパンフレットより
   
     
しろうおの踊り食い

しろうお漁
  しろうおの踊り食い
ぴくぴくシャコシャコ。

地元の(し)さんと連れ立ち、萩の地産料理の店「MARU(マル)」に入った。洒落た空間がいい感じ。メニューの表紙に大きく、「春を告げる萩の味・しろうおのおどり(500円)」と書かれてあった。(し)さん曰く、しろうおとは萩の松本川などで春に獲れる4cm程の小さな魚で、それを生きたまま食べるのが踊り食いらしい。「せっかくだからどうぞ」と言われたが、(し)さん自身は食べたことがないどころか今後も食べる気がなさそうだった。(笑)僕は、当然頂くことにした。しろうおは、美しい萩焼の器に入れられスイスイと泳ぎながら現れた。それと一緒にショットグラスとポン酢が置かれ、ショットグラスにお好みでポン酢を入れ、その中にしろうおを入れて食べるらしい。言われた通りグラスに移し、箸で流し込むように口の中に入れると、口の中でもぴくぴくシャコシャコ弾けていた。たまらずそのままゴクリ…。ポン酢の風味と一緒に、しろうおは踊りながら喉を通過していった。なんとも楽しい味わい。翌日、萩を流れる松本川で小さな船が数隻、ゆったりと漁をしているのを見かけた。4つ手網と呼ばれる四角い網を沈め、産卵のために川を遡上するしろうおの群れが網の上を通ると引き上げ、網の中央をひしゃくでたたきながら集める独特の漁。最近はどうやら不漁らしく、大変貴重な食事をしたことに気づかされました。ご馳走様。

■MARU(マル)
山口県萩市吉田町78・TEL 0838-26-5060
   
     
岩国寿司   クジラの竜田揚げ
岩国寿司  
見た目以上にうまい。
錦帯橋のある城下町「岩国名物」と言えば、岩国寿司。それをどこで食べるかは現地で決めることにしていた。錦帯橋を引き返した所に、錦帯館というお店があり、店頭でショーケースに入れられた岩国寿司の姿を見つけた。笹で包まれた平たい押し寿司が2個で1セット。値段は、1050円とやや高い。1個で半額にならないかダメ元でお店の人に聞いてみたが、やはりダメ…。まあしょうがない。お店の中にある食堂でも食べられるが、せっかくなので錦帯橋を見ながら川べりで頂くことにした。蓋を取ると、プーンと笹の葉の香りがする。笹をめくると、酢飯の上に錦糸卵(薄焼き卵を細切りにしたもの)、桜でんぶ(白身魚をほぐしたもの)、椎茸、海老がのった押し寿司が現れた。失礼ながらそれほど食は刺激されない…。どれどれと一口食べてみる。意外とうまい…。酢が程よく利いており、椎茸の風味が全体をいい感じで盛り上げている。錦糸卵と桜でんぶのウマ味も絡み箸が進む。あっという間に平らげてしまった。かつて岩国城への登城の際に持参したことから「殿様寿司」とも呼ばれているそうな。

■錦帯館
山口県岩国市岩国1-2-5・TEL 0827-41-0343・岩国市営バス錦帯橋行き終点下車すぐ。(錦帯橋料金所近く。)
  今まで食べていたものは何だったのだろう?
下関は、圧倒的に「ふぐ」で有名だが実はかつてクジラ漁が盛んであったことを知った。下関駅からホテルへ向かう途中、ぶらりと「下関くじら館」に寄った。なんだか博物館のような名前だが、くじら料理専門の小料理屋。カウンター10席くらいと奥に和室が1室だったかな。こじんまりとして落ち着く。お店のおかあさんにお薦めを聞くと、迷わず「クジラの竜田揚げ」と返ってきた。竜田揚げ?小学生の頃に度々給食で出たあの硬い肉を思いだし、少し躊躇したが、聞いた以上悪くそれ(1000円とやや高い)にした。12月の寒い下関であったが、まずはやはり生ビールを流し込む。そして揚げたての竜田揚げを特性のタレに軽く漬けガブリ。うまい…。アツアツでやわらかくとてもジューシー。じゅわーと口の中で甘味が広がる感じがたまらない。しかし、給食で食べていたものは一体何だったのだろうか?そんな疑問をおかあさんにぶつけてみると「ウチのはイイところを使って、上手に揚げてるからよ」っと、ニコッと答えてくれた。「秘伝のタレもポイントかしら(笑)」と。

■下関くじら館 
山口県下関市豊前田町2-6-2・TEL 0832-32-2559・JR下関駅から徒歩約7分。
   
     
ナガスクジラの刺し身   ふくひれ酒
 
シロナガスクジラの次に大きいナガスクジラ
愛媛の松山で育った僕は、高校生の頃によく母親とくじら料理の店へ行っていた。2週間に1回は行ってたっけ。東京へ出てからは、なぜか食べる機会がほとんどなかった。しかし、ふくだけではなくクジラでも有名な下関に来たからには、クジラの刺し身もやっておきたい。メニューと一緒にあった新聞の記事では、なんとナガスクジラというシロナガスクジラの次に大きいクジラが30年ぶりに提供できるようになったことを伝えていた。30年ぶり?南極で日本の鯨類研究所の調査捕鯨船が10頭のナガスクジラを捕獲したことから実現したと記事は続いていた。間もなく現れたそれは、大きなクジラからは想像もできない小さな肉の切れ端が小皿に並んでいた。クジラの生刺し身(1300円)。いやー、ちーさい。昔と違って希少価値の高いものだながら、しょうがないか…。ほんのり甘く噛み応えがあった。一口一口しっかりと味わって食べた。ご馳走様。

■下関くじら館
山口県下関市豊前田町2-6-2・TEL 0832-32-2559・JR下関駅から徒歩約7分。
[休]日曜不定休
  しびれるうまさ。
季節は12月の前半。ふくの本場下関で、ナガスクジラの刺し身をつまみにふくのひれ酒をやることにした。1000円と少々高かったが旅先ではなぜか気持ちが大きくなる。僕の場合、せっかくだからという言葉がけっこう頭の中を支配する。(笑)アツアツの陶器にたっぷりと入った酒の上でふくのひれがプカプカ浮かんでいた。いやー、久しぶりのひれ酒だ。3年ぶりくらいだろうか。早速頂いてみるが、香ばしくてしびれるくらいうまい。暖冬の東京から来たこともあり既に真冬の下関は恐ろしく寒い。日本海に面しているせいだろうか…。そんな真冬に本場の下関で飲むふくのひれ酒は、抜群にうまい。香ばしくふわっとした甘味ですぐにほろ酔い気分になった。

■下関くじら館 
山口県下関市豊前田町2-6-2・TEL 0832-32-2559・JR下関駅から徒歩約7分。
[休]日曜不定休
   
     
ふく刺しぶっかけ丼   下関・ふく汁
下関・ふく丼   下関・ふく汁
この値段でこの旨さ!
唐戸市場のすぐ側に、お店のご主人自ら穴場と言う、ふく(ふぐ)専門食堂の河久(かわく)がある。穴場らしいが既にいくつかの雑誌で見かけていた。昼前の11時。まだお店の中には誰もいなかった。ひとりカウンター席に座り、おすすめメニューで恐ろしく安い「ふく刺しぶっかけ丼(780円)」とビールを注文。するとご主人、「ビールに合うつまみがありますよ」と、ふくの串フライ(200円)を勧めてくれた。もちろん頂くことに。目の前の厨房でカラカラとフライを揚げる音が聞こえてくる。そして揚げたてをガブリ。やわらかくてホクホクうまい。ビールがすすむ。間もなくして「ふくは、ポン酢で味つけしてますから」と、ふく丼が現れた。アツアツのごはんの上に敷かれているのは、天然のマフク。その上に天然トラフクの皮とネギ。一口食ってみる。うまい!さすがにトラフクの刺し身はこの値段で厳しいようだが、マフクでも十分に歯ごたえがあって、奥深い味わいで満足した。「美味しいですね〜」と、ご主人に言うと、ニコッと笑って、「美味しいでしょう〜」と返ってきた。天然のふくが旬の12月(11月〜2月)にこの店へ来てホントに良かった。

■ふくの河久
山口県下関市唐戸町5-1・TEL 0832-35-4129・JR下関駅からバスで「唐戸バス停」下車徒歩約2分。[休]火曜
  骨のまわりのアラ肉をしゃぶる。
安くて旨かった唐戸市場そばの「河久」のふく刺しぶっかけ丼に感激し、ホッと一息。実は訪れたこの日12月前半の下関は、恐ろしく寒かった。わずかな時間だがヒョウが降ったほど…。まだ中途半端な寒さの東京から一気に冬本番の下関へ来て、身体は悲鳴を上げていた。真冬用の格好ではなかったからだ。お店を出てまた寒い中を歩くのがひどく辛く思え、メニューにあるふく汁(500円)であったまることにした。あぁぁさむい…。カウンター越しにご主人が丁寧に料理をする様子が見える。そして「骨のまわりのアラをしゃぶって食べてくださいね。」と言いながら大き目の器にたっぷり入ったふく汁をお盆に載せて厨房から渡してくれた。さっぱりした味わい。これはあったまるわぁぁ。白味噌ベースでお味噌汁のような感じだ。ご主人に言われた通り、汁の中にゴロゴロ入ったフグの骨のまわりにあるアラ肉をしゃぶりながらハフハフ味わった。それにしても朝からふくづくし。ふくの町、下関ならではの楽しみ方である。
※関東ではふぐだが、下関ではふくと呼ぶのが一般的。


■ふくの河久
山口県下関市唐戸町5-1・TEL 0832-35-4129・JR下関駅からバスで「唐戸バス停」下車徒歩約2分。[休]火曜
     
     
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