●じゃこ天(宇和島) ※郷土料理百選 ●鯛めし(宇和島風) ●鯛めし(今治風) ※郷土料理百選 ●鯛めん(鯛そうめん) ●さつま汁(伊予さつま) ●うどん ●たこ飯 ●地鶏料理(伊予ポジョ・媛っこ地鶏) ●五色そうめん ●岬(はな)アジ ●岬(はな)サバ ●伊予柑(みかん) ●一六タルト(菓子) ●坊っちゃん団子(菓子) ●母恵夢(菓子) ●焼き鳥(今治) ●地ビール「道後」 ●梅錦(日本酒)
しっとりとした素朴な団子。 松山ではお馴染みの餡餅団子。緑、黄、茶の三色の見た目に抵抗を感じる人もいるかもしれないが、見た目と違い、素朴な味わいでスッと入ってくる甘味で美味しい。小ぶりで少し甘味が欲しいときなどに調度いい。夏目漱石の実体験に基づいた小説「坊っちゃん」で東京から赴任してきた教師(主人公)が道後温泉につかった後に団子を食べるシーンが書かれてあったが、まさに湯上りにあたたかいお茶を飲みながらこの団子を食べるのは量的にも味わい的にもいいと思う。二本で200円弱と手頃な値段も嬉しい。色別に、抹茶、黄身、小豆となっているがあまりその差は分からないかしら…。(笑)中味はやわらかいお餅。ちなみに小説「坊っちゃん」に登場したものはこの団子ではなく、小説にちなんで名付けられたものらしい。 ※坊っちゃんには、「おれの這入った団子屋は遊郭の入口にあって、大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた」などと書かれている。ついでに、「ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ」とも書かれている。(笑) ■うつぼ屋 ・愛媛県松山市平田町230・TEL:089-978-1611
愛媛の真面目な日本酒です。 愛媛の地酒といえばやはり梅錦(うめにしき)。僕は、18歳までしか愛媛(松山)に居なかったこともあり、このお酒を口にしたのは、たしか20代前半に初めて帰省したときだった。飲み相手は母親だった可能性が高い。まあ、飲んだ相手はともかく、飲みやすくスッキリした甘さが印象として残った。ところがその後、焼酎や泡盛の味を知ってから日本酒そのものを何年も飲んでいなかった。酒にあまり強くないこともあり、ちょっと敬遠してたかなぁ…。しかし最近、日本酒は料理との相性が抜群にいいという当たり前のことにようやく気づき飲むことが少しだけ増えた。ビールの後の二番手で一杯だけじっくり味わう。梅錦は東京でも飲める店が沢山ある。先日、久しぶりに愛媛で知り会った三人で飲むことがあり、冷で頂いてみた。やや甘口でスッキリした飲み心地がなかなか。美味しいなぁ、やっぱり。故郷を思わせる懐かしく豊かな味わいでした。肴は、愛媛産の太刀魚の塩焼きやじゃこ天あたりで。 ■梅錦山川(株) ・愛媛県四国中央市金田町金川14 ・TEL 0896-58-1211