旅々たびたび
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旅ごはん 基本的におすすめの情報をご紹介いたします。個人の味覚や価値観の問題もありますので、あくまでもご参考程度に。実際に店舗に行かれる際は、営業時間、休日等、事前に電話でご確認されることをお薦めいたします。 ♪←旅々の猛烈お気に入り
 
 ■四国方面:愛媛県
 
道後ビール
 
じゃこ天
愛媛名物

一六タルト
 
愛媛の名物


じゃこ天(宇和島)
  ※郷土料理百選
鯛めし(宇和島風)
鯛めし(今治風)
  ※郷土料理百選
鯛めん(鯛そうめん)
さつま汁(伊予さつま)
うどん
たこ飯
地鶏料理(伊予ポジョ・媛っこ地鶏)
五色そうめん
岬(はな)アジ
岬(はな)サバ
伊予柑(みかん)
一六タルト(菓子)
坊っちゃん団子(菓子)
母恵夢(菓子)
焼き鳥(今治)
地ビール「道後」
梅錦(日本酒)
 

 

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我が人生最高の地ビール。
聖徳太子が入ったことや、夏目漱石の小説「坊っちゃん」でも知られる日本最古の温泉の一つ「道後温泉」につかった後、車に乗る予定もないので、温泉街のみやげ屋で地ビール「道後」を買って飲んだ。これが大ヒット!キリリと冷えており、ふわっとした芳醇な香りと濃厚な味わいでうまい。今まで飲んだ地ビールでは一番好みの味わい。夜に入った居酒屋でもまずは地ビール「道後」から入った。つまみもいらない。なんだかそれだけを楽しみたい。そんな地ビールだ。実にまろやか。少し甘めでコクのあるビールが好きな人におすすめ。苦味を重視する人には合わないと思う。※東京に戻って知ったのだが、日本で初めて開催されたジャパン・ビア・グランプリ2000において、道後ビールのスタウトタイプ「通称:漱石ビール」が金賞を受賞したそうな。(製造元ホームページより)
※僕はコクがあり少し甘口のビールを好みます。


■地ビール「道後」
製造元 水口酒造
※道後温泉付近では多くの土産屋で売っています。また居酒屋などにも置かれています。
  愛媛と言えばじゃこ天。
道後温泉外観路面電車で松山市内を観光し、夕暮れ時に道後温泉駅に到着すると、駅の横に坊っちゃん列車の姿があった。その足で向かったのは道後温泉のすぐそばにある「おいでん家」という郷土料理の店。畳の部屋の窓からは道後温泉へ向かう浴衣姿の人達の姿が見える。涼しく快適な店内で、地ビール「道後」をやりながら、まずは愛媛名物のじゃこ天を頂く。うまい……。じゃこ天は、時々宇和島産(愛媛の南予地方にある市)のものを母が生きている時に定期的に送ってくれていたがやはり愛媛の風土を感じながら食べると格別である。じゃこ天は、小魚をまるごとすりつぶし、油で揚げたシンプルな食べ物だが、どの店で食べてもそれなりに味わいが違うのが楽しい。東京でも食べられるお店を知っているが、やはりじゃこ天は愛媛で食べたい。愛媛は宇和島など南予地方の特産品。

■おいでん家
・松山市道後湯之町13-23・TEL 089-931-6161・道後温泉からすぐ。
   
     
岬(はな)アジ   岬(はな)サバ
 
関アジと同じ漁場で獲れたアジ。
大分のブランド魚「関アジ」は、大分の佐賀関(さがのせき)半島と愛媛の佐田岬との間、豊予(ほうよ)海峡で獲れるアジのこと。しかし、同じ海峡で漁をするため愛媛にもこのアジは揚がる。それが佐田岬の三崎漁業に揚がる岬(はな)アジだ。そのアジが佐田岬にある「佐田岬物産センター三崎漁師物語り」で食べられるらしい。そしてその支店が松山市内にもできたことを知り、タクシーで向かった。道後方面からわずか10分程の「三崎漁師物語り 松山店」だ。お店の人に聞くとその日の朝に三崎で揚がったものが直送されているという。海士小屋をイメージしたらしい小上がりに座り、生ビールを飲みながらまずは、岬(はな)アジを頂く。醤油を少しつけて食べてみる。見た目通り弾力がありプリップリッ。脂がのった時期に食べると相当美味しいような気がする。

■三崎漁師物語り 松山店
松山市衣山1-188パルティフジ衣山SC内グルメシティ衣山・TEL 089-917-8855・道後温泉から車で約10分。
  関サバと同じ漁場で獲れたサバ。
大分のブランド魚「関サバ」と同じ漁場で獲れ愛媛の佐田岬に揚がるものが「岬サバ」。基本的には同じ。後は、その後の展開。(笑)「三崎漁師物語り 松山店」で最初に岬アジの刺し身を食べた後、次に注文したのが、岬(はな)アジのにぎり。寿司で食べてみることにした。この店では、醤油の他にワカメ塩と呼ばれる特性の塩につけても食べられる。せっかくなので一つずつそれぞれに付けて食べてみた。ビールを片手に、地元の風土を感じながら地元でとれた魚を食べる時間はなんともいい。

■三崎漁師物語り 松山店
松山市衣山1-188パルティフジ衣山SC内グルメシティ衣山・TEL 089-917-8855・道後温泉から車で約10分。
   
     
宇和島風・鯛めし   今治風・鯛めし
宇和島風・鯛めし   今治風・鯛めし
宇和島風鯛めしと北条風鯛めし。
盛り付け前道後温泉のそばにある郷土料理の店で地ビールと愛媛の名物「じゃこ天」を食べた後、これまた名物の鯛めしを締めに頂くことにした。メニューには鯛を炊き込んだ北条風と、ごはんの上に鯛の刺し身をのせ卵と醤油を混ぜたタレをかける宇和島風が並んでいる。北条風はなんと400円という安さ。旅先なので少し贅沢をしたくなり950円の宇和島風を注文した。プリプリの鯛の刺し身にすき焼きのように卵と醤油をまぜたタレをかける新しい食べ方で少し戸惑ったが、これがなかなか美味しかった。家族にも好評。そう言えば愛媛(松山)に18歳まで住んでいたが、時々鯛を炊き込んだご飯が食卓に出たことを想いだした。それが北条風だったのか…。なるほど。確かに郷土料理だ。※北条とは元々松山市に隣接する市の名前。今は合併して松山市となっている。宇和島も地名で愛媛の南部に位置し、明治の廃藩置県においては宇和島県でもあった。その後、松山県と合併となり現在の愛媛県になっている。

■おいでん家
・松山市道後湯之町13-23・TEL 089-931-6161・道後温泉からすぐ。
  鯛がおいしい。
外観東京の新橋に愛媛と香川のアンテナショップがある。ここはめずらしく両県が同じフロアで運営しており1階が郷土食品などの販売スペースで2階がレストラン(かおりひめ)になっている。久しぶりに愛媛で過ごした頃によく食べていた鯛めしを食べたくなりそれがメインの鯛めし定食(850円)を頼んだ。鯛めし(今治風)の他に小サイズの讃岐うどんとさつま揚げなどの小鉢がついたお得なセット。失礼ながら、アンテナショップなので正直あまり期待はしていなかったが、これがなかなか美味しかった。鯛めしはあっさりとしてシンプルな料理だけど鯛の風味がいい感じで全体に効いている。鯛そのものが鮮度がよく美味しい。讃岐うどんは、ややいりこのだしを感じる素朴な味わい。また小鉢のさつま揚げが独特の風味でやわらかくて美味。愛媛と香川と鹿児島の郷土料理を同時に頂きました。ぜひまた食べにきたい。
※今治(いまばり)はタオルの産地として全国的に知られる街。松山市の隣にあり人口は約17万人。


■かおりひめ・せとうち旬彩館2階
・東京都港区新橋2-19-10・TEL 03-5537-2684
   
     
一六タルト   坊っちゃん団子
一六タルト    坊っちゃん団子
柚子の風味が絶妙。
愛媛は松山で育った僕が子供の頃に好きだったデザート菓子が「一六タルト」。松山ではよく知られたお菓子だが、それは松山だけの話だと思っていた。しかし、上京してみると意外と全国的に知られていることを知り驚いた。タルトと呼ばれているが、タルトというよりは餡子入りの"ロールケーキ"といった方がしっくりくる。一六タルトは基本的に、ロールケーキのように長い形状で売られているが、それだと結構食べ切るのが大変なので、自分用に食べる場合は一つ一つ個装されたもの(100円弱)がおすすめ。ただし上の写真のようにつぶれやすいので持ち帰り時には注意が必要。(笑)きめ細かくしっとりとしたカステラ生地の中に濃厚な小豆餡が「の」の字を描き入っている。そして全体に柚子の風味が効いておりまろやかで実に美味しい。大人になってからも時々食べることがあるが、やはり変わらず美味しい。こだわりをもって丁寧に作られていると思う。元々は江戸時代にポルトガルから伝わったカステラの中にジャムが入ったものが始まりと言われているが、それはあくまでもヒントであり全く独自の個性を持った銘菓だと思う。おすすめです。

■一六本舗
・松山市東石井1-2-20・TEL089-957-0016
 

しっとりとした素朴な団子。
松山ではお馴染みの餡餅団子。緑、黄、茶の三色の見た目に抵抗を感じる人もいるかもしれないが、見た目と違い、素朴な味わいでスッと入ってくる甘味で美味しい。小ぶりで少し甘味が欲しいときなどに調度いい。夏目漱石の実体験に基づいた小説「坊っちゃん」で東京から赴任してきた教師(主人公)が道後温泉につかった後に団子を食べるシーンが書かれてあったが、まさに湯上りにあたたかいお茶を飲みながらこの団子を食べるのは量的にも味わい的にもいいと思う。二本で200円弱と手頃な値段も嬉しい。色別に、抹茶、黄身、小豆となっているがあまりその差は分からないかしら…。(笑)中味はやわらかいお餅。ちなみに小説「坊っちゃん」に登場したものはこの団子ではなく、小説にちなんで名付けられたものらしい。
※坊っちゃんには、「おれの這入った団子屋は遊郭の入口にあって、大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた」などと書かれている。ついでに、「ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ」とも書かれている。(笑)


■うつぼ屋
・愛媛県松山市平田町230・TEL:089-978-1611

   
     
img   母恵夢
鍋焼きうどん    母恵夢(ぽえむ)
アツアツであまーいうどん。
松山の繁華街の路地裏にひっそりとある鍋焼きうどんの老舗として有名な店舗の一つだが、実のところ松山の人にもほとんど知られていない現実がある。観光ブック等では松山のソウルフードなんて呼ばれているが、鍋焼きうどんのお店自体が少な過ぎる。松山育ちの僕が知っているだけでもわずか2軒。(すぐ近くにことりという店が知っている内のもう1軒)うどんは、ステンレス製の器に具材と一緒に詰め込まれている為当然のごとく熱々で、肉汁と砂糖のそれが利いており、とても甘めに仕上げられている。500円程で軽めの食事として食べるのにはいい感じの一品。観光用にソウルフードというコピーがついているが、どちらかというとB級グルメとしておすすめ。外観、内装といいノスタルジックな世界観がなんともいい。

■アサヒ
・松山市湊町3丁目10?11・TEL089-921-6470
  名前からして美味しそう。
母恵夢松山の郷土菓子「一六タルト」と並んで子供の頃に、大好きだった定番のお菓子。「母恵夢(ぽえむ)」という名前のもつ世界観が子供の頃、とてもインパクトのあるものだった。そして味わいも大いに好きで、それは大人になった今でも変わらない。故郷の懐かしさも多分に感じていることもあるけど…。どこかミルキーでやわらかな甘味。外側のホクホクした生地と中のしっとりした白餡とのバランスがなんともいい。表面の穴は、ムラ無く焼き上げるための工夫らしい。少し小さめのベビーポエムもあり、一度に食べる量的にはそっちの方が今はいいかなぁ…。今回買ったのは6個入りで598円のセット。3個くらいで買えると嬉しいのだが…。(単品売りは見かけたことがない)

■株式会社母恵夢
・松山市天山1-10-30・TEL 089-943-6884
     
 
       
梅錦   せんざんき  
梅錦   せんざんき  

愛媛の真面目な日本酒です。
じゃこ天愛媛の地酒といえばやはり梅錦(うめにしき)。僕は、18歳までしか愛媛(松山)に居なかったこともあり、このお酒を口にしたのは、たしか20代前半に初めて帰省したときだった。飲み相手は母親だった可能性が高い。まあ、飲んだ相手はともかく、飲みやすくスッキリした甘さが印象として残った。ところがその後、焼酎や泡盛の味を知ってから日本酒そのものを何年も飲んでいなかった。酒にあまり強くないこともあり、ちょっと敬遠してたかなぁ…。しかし最近、日本酒は料理との相性が抜群にいいという当たり前のことにようやく気づき飲むことが少しだけ増えた。ビールの後の二番手で一杯だけじっくり味わう。梅錦は東京でも飲める店が沢山ある。先日、久しぶりに愛媛で知り会った三人で飲むことがあり、冷で頂いてみた。やや甘口でスッキリした飲み心地がなかなか。美味しいなぁ、やっぱり。故郷を思わせる懐かしく豊かな味わいでした。肴は、愛媛産の太刀魚の塩焼きやじゃこ天あたりで。

■梅錦山川(株)
・愛媛県四国中央市金田町金川14 ・TEL 0896-58-1211

  やわらかくてジューシーな旨さ。
四国の愛媛に、タオルや造船で全国的に知られる今治(いまばり)という街があります。高校野球では今治西高が有名ですかね。何年か前、その今治市で行われた異業種交流会で、市長のスピーチがあり、「今治は、焼き鳥が日本一の街です。味ではなく店の数が日本一です。せっかくお越し頂いたのですからお腹いっぱい食べていってください」と、大きな声で熱く語り会場を爆笑させたことがありました。今治は埼玉の東松山市や室蘭市、久留米市などと並んで焼き鳥が盛んな町。今治の焼き鳥は、鉄板で焼くスタイルらしい。先日、東京にある愛媛の郷土料理屋で焼き鳥ではないけれど、今治生まれの「せんざんき」と呼ばれる地鶏の唐揚げを食べた。見た目は一般的な唐揚げよりもかなり大きめ。脂分が丁寧に取り除かれており、やわらかくとてもジューシーな味わい。唐揚げは脂分がどうも受け付けなく、食べることが少なくなった料理の一つだけど、これはいけました。いつかまた今治へ行くことがあれば今度は是非、鉄板で焼かれた鳥肉を食べてみたい。以前今治に行った時は、大勢でスナックに流れてしまい食べ損ねたので…。それはそれで楽しかったですが。(笑)

■愛媛県今治市(いまばりし)
※食べたのは、新橋の「かおりひめ」

・東京都港区新橋2-19-10 せとうち旬彩館2階・TEL 03-5537-2684 
 
     
 
       
活媛穴子

活媛穴子
  活媛穴子
あっさりした見た目に反し、濃厚な旨み。

東京の新橋にある愛媛と香川の郷土料理の店「かおりひめ」で、「活媛穴子(かつひめあなご)」と呼ばれる穴子の刺し身(1,050円)を頂きました。コリコリした食感と、その白い身体からは想像し難い程の甘い味わいが口の中で広がります。切り身一つずつは小さいのですが、しっかりと旨みがあり、おもしろい食べ心地。実はこの活媛穴子は瀬戸内海に浮かぶ中島(愛媛県松山市)で養殖されたもの。養殖の影響がどのように味に出るのかまでは分かりませんが、とても脂がのっていて臭味がなくまろやかな味わいです。うなぎさながら穴子も程よい臭味が残っている方(いわゆる上より並)が本来好きですが、これはまた新しい食べ物という感じ。次に帰省した時に必ず食べる一品に加えておきます。これは刺し身か白焼き、天然の穴子はやはり寿司で頂きたいですね。
※活媛穴子:株式会社活媛 (リンク)

■食べたのは、新橋の「かおりひめ」
・東京都港区新橋2-19-10 せとうち旬彩館2階・TEL 03-5537-2684 
 
 

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