旅々たびたび
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旅ごはん 基本的におすすめの情報をご紹介いたします。個人の味覚や価値観の問題もありますので、あくまでもご参考程度に。実際に店舗に行かれる際は、営業時間、休日等、事前に電話でご確認されることをお薦めいたします。 ♪←旅々の猛烈お気に入り
 
 ■九州方面:熊本県
 
熊本ラーメン   馬刺し
熊本名物

からしれんこん
 
熊本の名物

馬刺し
  ※郷土料理百選
いきなりだんご
  ※郷土料理百選
からしれんこん
  ※郷土料理百選
熊本ラーメン
太平燕(タイピーエン)
田楽(高森)
高菜(阿蘇)
だご汁
たらの芽の天ぷら
かずら豆腐のみそ漬け
ひともじのぐるぐる
 


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くぅ〜。まいりました。
熊本ラーメンの「黒亭」に着いた頃は既に2時30分頃だったが、まだ10人ほどの列ができていた。しかしこの店が目的だったので仕方なくそのまま列の一部となる。15分程待つとようやく店内に入れた。店内は20人以上の客でいっぱい。厨房では5〜6人のおかあさん達が元気にラーメンをこしらえていた。初めての熊本ラーメン。まずはつるつると、やや細めの麺を頂く。うまい………。次に、スープをレンゲですする。これまたうまい。博多ラーメンよりも癖がなくあっさりしており、それでいてまろやかな深みのある味わい。薄くきれいに並んだチャーシューも見た目以上にうまい。全てが自分の味覚に絶妙に合っている。感動。また必ず来ます。

■黒亭(こくてい)
・熊本市二本木1-2-29・TEL 096-352-1648・JR熊本駅から徒歩約7分。
  ワリとあっさり。
桜なっとう熊本の馬の美味しさは、度々聞かされており、いつかは食べたいと思っていた。それも地元の人おすすめの店で。キンと冷えたビールで再会を祝し、一気にそれを飲みほした頃、小さな皿に盛られた馬刺しが現れた。う〜ん、きれいな色。早速霜降りの馬刺しを生姜醤油につけてちょいと頂く。舌の上でとろけた…。味自体はワリとあっさりしており、芋焼酎を飲みたくなった。次に、納豆と馬肉を混ぜた「桜なっとう」というこの店オリジナルの料理を頂くが、納豆が苦手な僕は、やはり苦手だった…。(笑)すみません。

■らむ(馬刺・焼肉)
・熊本市花畑町13-23 花畑ビル1F・TEL 096-322-9500・市電(路面電車)熊本城前駅から徒歩約5分。
   
     
馬のレバー刺し  
 
滅多に食べられない貴重な馬のレバー。
「レバーがウマかよ」
熊本へ行くことが決まった僕に現地でお世話になっている会社の社長の(い)さんが、そう言った。
「馬のレバーですか…?初めて聞きますね」
「ばってん、入っとらんかもしれんとー」
あってるかどうか微妙だが、そんなような熊本弁で馬のレバーがかなり貴重なものであることを教わった。そりゃぜひとも食べなければ…。いざ熊本の馬肉の店に行くとそのレバーが入っていた。すばらしい!!早速、塩をつけて舌の上へゆっくり載せてみる。う〜ん、うまい!ややコリコリした食感で臭味もなくスーッと入ってくる。芋焼酎と一緒にペロリと平らげた。


■らむ(馬刺・焼肉)
・熊本市花畑町13-23 花畑ビル1F・TEL 096-322-9500・市電(路面電車)熊本城前駅から徒歩約5分。
  うまウマ。
心臓の根完全に地元の(ま)さんに任せて馬を食べる時間が流れる。メインで現れたのは、見事な色をした馬肉の皿盛りとジンギスカン鍋。ジンギスカン鍋に馬肉をのせ赤味が少し残るくらいに焼くのがいいと教わり、そのように焼いて食べてみる。うまい!!!馬肉と一緒に焼いたニラも馬肉を引き立ていい仕事をしている。(笑)うまい、うまいと箸が軽快に進んだ。あまりにうまく、もう一皿追加した。生ビールから芋焼酎のロックに切り替え、コリコリした心臓の根と、高根という白いチーズのようなものも楽しんだ。我が人生でこんなに馬肉を食べたのは、もちろん初めて。

■らむ(馬刺・焼肉)
・熊本市花畑町13-23 花畑ビル1F・TEL 096-322-9500・市電(路面電車)熊本城前駅から徒歩約5分。
   
     
鮎の塩焼き   だご汁と地鶏めし
鮎の塩焼き   だご汁と地鶏めし
釣りたての旨みに感激。
旅先は黒川温泉。風呂上り、宿の食事はつけていなかったので、歩いて2分ほどの小さな橋を渡ったところにある「味処 なか」という店に入った。ギンギンに凍ったグラスで出てきた生ビールを飲みながらメニューを見ると、「本日の魚 500円」と、魚好きにはたまらない文字が見えた。聞くと本日の魚は「鮎」とのこと。塩焼きされた鮎は実に美味しかった。獲れたての新鮮な旨みが伝わってくる。川魚らしくどっしりした味わいとふんわりとやわらかな食感にビールがグイグイ進んだ。「これはどこの鮎ですか?」と聞くと「そこの川下で獲れたの」と、真下を流れる田の原川の方を指差した。なるほど。釣りたてなわけだ。ちなみに鮎の寿命はわずか一年。貴重な生命を頂きました。

■味処 なか
・南小国町満願寺黒川6600-2・TEL:0967-44-0706・バス停黒川から徒歩約5分。
  たまらないうまさ。
黒川温泉の名物はだご汁と聞いていた。だご汁は、小麦粉で作った平たい麺を何種類もの野菜などと一緒に味噌仕立ての汁に入れたもの。そのだご汁と、地鶏を使った鶏めしのセット(1000円)を頂いたが、どちらも旨かった。特にだご汁は、小さく切られた大根、人参、芋、かぼちゃ、椎茸などの野菜がたっぷり入っておりそれらの野菜の旨みが遠慮なく汁に染み出しており、抜群にうまい。うまいうまいと言いながらズルズルと一気に食べた。だご自体は特別美味しい…というものではなくすいとんのような感じ。昔から受け継がれてきた保存食の文化かしら。鶏めしは、もちっとした五目御飯のような風味。蒸されたフカフカ感がいい感じだった。

■味処 なか
・南小国町満願寺黒川6600-2・TEL:0967-44-0706・バス停黒川から徒歩約5分。
   
     
からしれんこん   いきなりだご
からしれんこん   いきなりだご
芋焼酎のロックと一緒に。
郷土料理百選に選ばれた不思議な料理。ゆがいた蓮根に、なんと辛子味噌を詰めたものを、そら豆粉と小麦粉などを混ぜあわせたもので覆い油で揚げたもの。強烈…。古くは病弱気味であった肥後国藩主「細川忠利」の健康食として考えられたのが始まりらしい。以前、熊本へ行った時に食べ損ねたので銀座の熊本館(アンテナショップ)で買ったがなんと840円もした。その日に熊本から届いたものらしいが、原価を考えるとやはりちょっと高くないすか…。(笑)大きなたくあんのような黄色い物体に包丁を入れ、そのまま一口パクリ。辛子の風味がツーンと鼻を刺激する。これは酒のつまみだ。芋焼酎のロックと一緒にやりたくなる味。蓮根の穴に詰められている黄色い物体は当然辛子なのでそれ程量が進むものではない。一日に二切れが限度かしら。蓮根自体の味わいが辛子に負けているので、蓮根好きの僕は少々抵抗を感じた。(笑)しかし、また熊本に行く機会があり、居酒屋などでこのメニューがあれば芋焼酎と一緒に頼んでみたい。一切れ程度で十分ですが…。これは熊本の風土や歴史を感じながら食べる味。

■銀座熊本館

・東京都中央区銀座5-3-16・TEL:03-3572-5022・有楽町駅から徒歩約3分。
  ホクホクのさつま芋が美味しい。
いきなりだご馬刺し、からしれんこんと共に郷土料理百選に選ばれた「いきなりだご(だんご)」”いきなり”なんていう不意をつかれるような言葉が名前につく。(笑)由来は「簡単に作れる団子」という説と、生の芋を輪切りにして作るから「生成り(いきなり)」と呼ばれるようになったという説があるらしい。銀座の熊本館で冷凍された状態(約150円)で売られていたので帰りに買って帰ることにした。しかし松屋(デパート)で別の買い物をしていると、なんと特設店舗で、できたてのものを販売していた。なんという偶然。そりゃ冷凍より作り立てがいいわぁ。作っているところを見ると、薄い団子生地の上に生のさつま芋と餡子をのせて包んだ後に蒸していた。芋と餡子?かなり大胆な組み合わせ。できたての「いきなりだご」は実に美味しかった。なんといってもホクホクの芋がいい。餡子とも意外と合う。そして1個105円と安くて嬉しい。テレビでも何度か紹介されたものなので知名度も高く、なかなかの人気だった。妻もお気に入り。

■銀座松屋特設店舗
■銀座熊本館

・東京都中央区銀座5-3-16・TEL:03-3572-5022・有楽町駅から徒歩約3分。
     
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