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1:豊国神社(千畳閣)
2:広島名物 お好み焼き
3:宮島名物 焼きガキ
4:世界遺産 原爆ドーム |
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>>詳細地図(Googleマップリンク) |
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[アクセス] |
●広島空港→(リムジンバス:約45分)→JR広島駅→(広電2系統宮島線:約16分)→原爆ドーム前駅→(徒歩約:5分)→原爆ドーム
●JR広島駅→(JR山陽本線シティーライナー:約25分)→JR宮島口駅→(徒歩:約5分)→宮島行きフェリー乗り場→(JR宮島連絡船:約10分)→宮島→(徒歩約:10分)→厳島神社→五重塔→豊国神社(千畳閣) |
[関連サイト] |
■広島県観光HP
■厳島神社
■広島平和記念資料館
■お好み焼き・麗ちゃん
広島市南区松原町2-37 アッセ2階(JR広島駅構内)
TEL:082-286-2382
■宮島・焼きガキ 表参道商店街内 (数店)
宮島桟橋から厳島神社へ続く表参道商店街内。
■焼き紅葉・紅葉堂
広島県廿日市市表参道商店街内 ・TEL 0829-44-2241 |
[旅行手配内容] |
●飛行機代(ANAマイル使用)宿泊(じゃらん):約28,000円
※広島・岩国、翌日の下関(全費用) |
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ANAのマイルの使用期限まであと約1ヶ月…。
無料でどこへでも行っていいよ!(往復の航空運賃が無料)と言われると、まぁー悩む悩む。選択肢が広すぎるし、行きたいところもいっぱい…。悩んだ挙句、冬の広島へ行くことにした。お好み焼きと旬(12月〜3月)のカキを頂くことにしよう。世界遺産の宮島、厳島神社ももう一度訪ねてみたい。
12月最初の土曜日。朝早く羽田を飛び立った飛行機の小さな窓の下に、強烈な朝陽を浴び美しく輝く富士山の姿が大きく見えた。おぉぉぉぉ!火山口まではっきりと…。うつくしい…。
広島空港を出たところで待機していた広島駅行きのリムジンバス(1200円)に乗り込む。ほぼ満席の状態で、まだ少し紅葉が残る山間の大きな道をドンドコ駆け抜けていく。広島駅までは約45分。高校生以来二度目の広島はどんよりとした曇り空が広がる朝を迎えていた。
駅前から出ている路面電車「広電」に乗り、向かったのは原爆ドーム。目の前には中学生らしい男の子三人組。ほっぺたが赤くかわいいのだが、その内の一人は鼻にピアス…。こうゆう、とっぽい学生が普通にいる風景は、我が故郷愛媛は松山と同じ。人口は2倍以上違うが(松山市:約50万人。広島市:約115万人)言葉のイントネーションも路面電車が走る街の雰囲気もそうだけど松山と広島はどこか似ている。そうそう、お隣の高知や香川、徳島よりも松山からだと広島の方が近く遠足(船だけど)で行く学校もあるくらいなのだ。とはいっても広島カープのファンは少なかった…。(笑)
広島の繁華街を走ること約16分。原爆ドーム前駅に着いた。広島球場もすぐそば。原爆ドームは、爆心地から約160mの位置にあった元広島県産業奨励館の建物。(1996年に世界遺産として登録)人類初の原爆被災地となった広島。辺りは、何ともいえない空気が漂っていたが、ドームの前でピースをしながら記念撮影を楽しむ人の姿が目に入った。そうゆう場所ではないと思うけどなぁ…。いかなる時も戦争は反対。そんな思いを持ち、原爆ドームを後にした。
来た道をそのまま戻る形で「広電」に揺られる。天気は相変わらず曇りベースだが時々通り雨が過ぎていく。広島駅に着き、少し早いランチに寄ったのが駅ビル「アッセ」の2階にある「麗ちゃん」というお好み焼き屋。お好み焼きの本場と言えば「大阪」か「広島」。どちらが旨いかというのは、答えがないわけで、結局はどのお店で食べるかが重要。まぁ何でもそっか…。(笑)
その麗ちゃんのある通路には、まるで屋台が並んでいるかのように昔ながらの庶民的なお好み焼き屋が続く。お店を覗くとまだ11時にもなっていないというのに、ほぼ満席。既に生ビールが右手にあるおとうさんの姿もちらほら。カウンター席に座りそばと豚肉と玉子入りのお好み焼き(680円)を注文した。
コの字型の大きな鉄板で丁寧にお好み焼きが焼かれていく。うーん、なんだか絵になる風景だ。程よい時間で現れた、できたてのお好み焼き。
「お好みでソースをかけてくださいね」
と店員さん。ソースよりもマヨネーズをかけたいのだがその姿はなぜかない…。聞くと怒られそうだったのでやめた…。基本的に小心者なのだ。(笑)
あきらめて食べ始めるが、生地が薄くそばと野菜がたっぷりのため、お好み焼きというより焼きそばに近い味わい。そして意外とあっさりしているので、ソースをさらにかける。美味しさが増した。しかし、お好み焼きと言えばやはりマヨネーズをかけたかった…。左隣に座ったおかあさんは地元の人なのか、箸を使わずにヘラで器用に食べてはいたがちょっと「無理」を感じた。だって食べにくそうだもん。(笑)
さて宮島へ行こう。広島駅から宮島口駅、そして宮島まで渡るJRのフェリーの料金(570円)を一括で買い、山陽本線に乗った。車内は意外にも満席。広島駅を出て約25分。宮島への最寄り駅、宮島口駅に着いた。天気はいつの間にか晴れていた。フェリー乗り場までまっすぐ伸びる道をてくてく歩く。途中、列ができるほど客で一杯のお店があったが、どうやらアナゴのお店らしい。そっか、広島はアナゴも名物だったっけ。宮島でカキを食べたいと思っていたのでアナゴはパスした。
フェリー乗り場で待つこと5分。遠く見える宮島を出たフェリーが少しずつ大きくなってくる。間もなく接岸したフェリーからどっと乗客が降り、またどっと乗客を乗せるとすぐに出航した。船の上からは、カキの養殖場が見える。そしてグググッと厳島神社を真正面から見える位置まで近づくと、そのままゆっくりと宮島桟橋へ辿り着いた。
宮島は、約20年前に一度来たことがあったハズだがほとんど記憶になかった。沢山の野生の鹿に迎えられ厳島神社へ続く表参道をブラブラ歩く。焼きガキや焼き紅葉、タコ天などのお店がズラズラ…。宮島の桟橋から約10分弱で厳島神社へ着いた。引き潮になっており鳥居周辺にたくさんの観光客の姿が見える。入口で400円を払い、中へ入るとちょうど結婚式を挙げている方がいて新郎新婦を先頭に続く集団に紛れる形で鮮やかな朱色の柱が印象的な回廊を進んでいった。
拝殿前の平舞台からは、大鳥居を真正面に望める。振り返ると拝殿の向こうに美しい五重塔の姿。そしてその左手に豊臣秀吉が祀られている豊国神社(千畳閣)の姿が見えた。
厳島神社の創建は593年で、1168年に平清盛が現在の規模に造営。1996年に世界遺産に登録された。砂浜を歩き大鳥居を真下から見上げた。うわぁ…デカイ…。こんなに大きかったっけ…。その迫力ある堂々たる風貌に圧倒された。二度目のハズだが…。(笑)
厳島神社を後にして向かったのは、五重塔(1407年創建)の側にある豊国神社(千畳閣)。厳島神社と比べここを訪れる人は極端に少ないが、この建物の中が実に見事だった。1587年に豊臣秀吉が戦没武士を慰霊するために創建した大経堂で、俗に千枚の畳(実際は857畳)を敷けるほどの広さから千畳閣(せんじょうかく)と呼ばれるようになったらしい。
その広さや大きな柱をつなげて造られた重厚な建築物としての存在感や美しさも素晴らしいが、奉納された絵馬や額縁などが無数に飾られており見応えがあった。これはスゴイ…。実は秀吉の死後は、建築が中断となり、未完成のまま現在にいたっているそうな。(家康の影響かな…)入場料の100円を惜しみ、入ろうかどうしようか迷っている人を笑っちゃうくらい何人も見かけた。(笑)
さてさて、小腹が空いてきた。宮島名物の焼きガキを頂くことにしよう。宮島桟橋までの帰り道を歩きながら焼きガキのお店を見て回るが、どこも10人程の列ができている…。ありゃりゃ…。並ぶのもどうかなぁと思ったが、どうやら並ばないと食べられそうにもないので表参道商店街の真ん中あたりのお店に並んだ。開けっ放しのお店の窓のすぐ側で、慣れた手つきでカキをガツガツ焼くおかあさんの姿が見える。
思ったよりも早く順番は来た。2個で400円の焼きガキを一皿注文。もちろんビールも。焼きあがったカキに醤油を少したらして、手渡してくれた。ひゃーうまそうー。ビールをクイッと飲み、初めての焼きガキを頂く。青空の下、ビール片手に焼きたてのカキを楽しめるのはなんともいい時間。殻に残った醤油の混ざった汁までズズッとすすった。
その後、別のお店で紅葉饅頭を揚げた焼き紅葉(130円)を食べたがアツアツ、カリッとした衣と生地で中のアンコがじゅわーっと口の中で広がりうまかった。
二度目の宮島だったが、さすがに約20年ぶりとなるとほとんど初めてに近く、新鮮な気持ちで楽しめた。20年というのはそういう月日らしい…。
(06年12月:旅々旅人) |
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