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1:国宝 喜多院
2:はすみ 鴨汁うどん
3:川越の街並
4:お菓子横丁 |
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>>詳細地図(MapFanリンク) |
[アクセス] |
●都内→(車:約1時間20分〜30分)→はすみ→(車:約2分)→喜多院→(車:約5分)→川越市役所駐車場→(徒歩:約5分〜10分)→蔵づくり街並み・時の鐘・菓子屋横丁
●最寄り駅:西武新宿線「本川越駅」。東武東上線「川越駅」。JR埼京線「川越駅」 |
[関連サイト] |
■国宝 喜多院
■川越散策に行こう!
川越の観光名所紹介
■手打ちそば処「はすみ」
川越市小仙波町2-15-10
TEL:049-224-5240
■元祖 芋菓子「亀屋」
川越市仲町4-3
TEL:049-222-2052 |
[旅行手配内容] |
●自家用車で移動のため特に無し:約3,000円(全費用) |
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目が覚めると雨の音が聞こえてきた。
この日は家族で川越へドライブの予定だったが、改めてその日のテレビの天気予報を確認すると雨のち曇り…。まあしかし、川越は雨で少し濡れた感じもなかなか風情があっていいのでは…。そう思い予定通り川越へ行くことにした。
朝食を素早く済ませナビを川越にセット。車内に流れるのは埼玉のラジオFM795(ナックファイブ)。埼玉を走る時は、時々これを聞いている。埼玉生まれ埼玉育ちの妻には馴染みのラジオらしく、
「ラジオ、ナックファイブ(795)にしてくれる」
と、当然のように言われる。
最初は795を知らないことに驚かれた。ついでにブギン(埼玉に本店のある武蔵野銀行のこと)を知らなかったことにも驚かれたっけ…。知らんっちゅうに…。(笑)ノリのいい曲がかかると1歳10ヶ月になる息子のテンションは最高潮に達する。(笑)
東京と埼玉の境界にある北区を出て約1時間20分程走ると川越の繁華街へ向かう15号線に喜多院を示す看板が見えてくる。その喜多院の少し手前、小仙波町に地元の人に人気の手打ち蕎麦と鴨うどんの店「はすみ」があることを妻に教わり、そこへ行くことにした。
外は、霧雨が静かに降っている。少しばかり近所をブラブラ歩いた後、「はすみ」と白く美しく書かれた茶色い暖簾をくぐった。玄関の横には雨に濡れた小さな庭。池では大きな金魚が泳いでいる。ガラガラと引き戸を開け、住居をアレンジしたような店内へあがると畳の部屋からさっきの庭がきれいに見えた。店内はゆるりと昭和の香りが漂う。
人気メニューと聞いた鴨汁うどんを注文。うどんを待ってる間に常連客らしい人達が次々と開店間もない店内へ入ってくる。噂どおり人気店のようだ。しばらくして目の前に鴨汁うどんが現れた。程よくコシのある麺に、濃厚な鴨汁。麺をあまり鴨汁に漬け過ぎると、うどん本来の旨味が消えてしまう感じ。うどん自体がとても美味しいのだ。鴨汁は、アツアツ、プリプリ、シャキシャキ。
後ろの席では、ジュージューとステーキのような音がする。その正体は鴨焼きのようだ。エビスビールを片手にそれをつまむカップルの姿が目に映る。うらやましい…。運転手の僕はグッと我慢。この店の立地からすると彼と彼女のどちらかも運転するハズだが…。(笑)店を出る時、何気に靴入れを見ると、なんと客の半数以上が下駄や和サンダルで来ていた。粋だね〜。川越で流行ってんのかしら。
「はすみ」を後にし、車で数分の場所にある喜多院にやって来た。もう三度目になるが、ここはやはり素晴らしい。一見、さほど強くは印象に残らない外観なのだが、実は喜多院の中がそのまま資料館にもなっておりその内容と充実ぶりがスゴイ。
喜多院の資料によると、1638年に起きた川越大火により喜多院のほとんどが焼失したが徳川3代将軍家光が復興に取り掛かり江戸城内の紅葉山(皇居)から客殿、書院などを移築し、それが幸運にも江戸の大火による焼失を免れることになったとのこと。
なんと今でも喜多院では、家光誕生の間や春日局の間が見られる。この日は見学者がなぜか正座をして家光誕生の間や春日局の間を見学していて驚いた。そうしたくなる神々しい雰囲気でも感じ取ったのであろうか…。正座を促す張り紙はどこにもないのだが…。(笑)
そして家光誕生の間からも見える境内の奥庭がまた実に素晴らしい。四季を通じて見事な美を堪能できる。この日は草木が雨に濡れしっとりとうるおっていた。目に映るもの、香り、風、時間に自然と心が和むのを感じた。春は、サクラが見事らしい。
境内には、五百羅漢と呼ばれる535体のユニークな像が並ぶ場所もある。一体一体がなんとも言えないエネルギーに満ちており見応えがあった。約50年かけてつくられたそうな。
喜多院は、824年から833年に慈覚大師によって創建された無量寿寺の北院。江戸前期に戦火などで荒廃していたものを天海僧正(てんかいそうじょう)が再興したとされる。
車を川越観光に便利な川越市役所の駐車場に移動させ、そこから川越のメインストリートである、蔵づくりの重厚な商家が連なる通りをぼんやり散策。蔵造りの多くは川越大火を機に耐火建築として建てられたものと聞いた。大きな鬼瓦、白と黒のコントラストが美しくなかなかの迫力。
路地を少し入った所に見えるのは川越のシンボル「時の鐘」。高さが約16メートルある3層構造の塔。現在でも一日に4回鐘の音が川越の街に響き渡るらしいが残念ながらその音を聞いたことは一度もない…。
川越の名物と言えばなんと言っても「芋」。江戸時代には既に関東近郊でよく知られた名産であったらしい。その芋を使った芋菓子がうまい。立ち寄ったのは、三度目でもある「亀屋」。ここに大好きな芋菓子がある。店内の休憩スペースで一息しながらお気に入りの芋菓子を頂いたがやっぱり美味しい。しかし、毎回食べることに夢中で商品名を見事に覚えていない…。(笑)
昭和にタイムスリップしたような菓子屋横丁では、子供たちがビー玉をカラコロさせながらラムネを飲んでいる。だんごやせんべいの焼ける香りがプ〜ンと漂ってきた。
※川越は、かつては河肥と呼ばれ、鎌倉時代に河越となり、その後、川越となった埼玉県の中南部に位置する大きな街。人口約33万人。
(06年5月:旅々旅人) |
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