旅々たびたび
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旅ごはん 基本的におすすめの情報をご紹介いたします。個人の味覚や価値観の問題もありますので、あくまでもご参考程度に。実際に店舗に行かれる際は、営業時間、休日等、事前に電話でご確認されることをお薦めいたします。 ♪←旅々の猛烈お気に入り
 
 ■関東方面:埼玉県
 
 
芋菓子   鴨汁うどん

ゼリーフライ
 
埼玉の名物

冷汁うどん
  ※郷土料理百選
いが饅頭
  ※郷土料理百選
芋菓子・芋料理(川越)
うなぎ
なまず料理(吉川市)
うどん
そば
煮ぼうとう
ねぎぬた
猪料理(秩父)
ゼリーフライ(行田市)
フライ(行田市)
草加せんべい(菓子)
五家宝(菓子)
地ビール・COEDO(川越)
 
 
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日本全国47都道府県の
名産品をご紹介

厳選!お取り寄せグルメ

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芋ってこんなに美味しいんだ。
外観川越といえば芋。江戸時代から関東を代表する特産物として長く知られています。初めて川越へ行った時にそれを知ったのですが、その時は、随分と失礼ながら"たかが芋でしょ"みたいな軽い思いでありました。ところがぶらり寄った芋菓子屋「亀屋」さんの芋菓子を食べ、そんな軽い思いはどこかへ吹き飛ぶのでした。美味しい…。深みのある甘味が絶妙。そしてまた安く、一個づつ購入できるのも嬉しいです。それから三度、川越へ行きましたが、毎回昼ごはんを食べ過ぎないよう注意し、芋菓子分を空けておきます。蔵造りが美しい川越のメイン通りにある亀屋さんで、お茶を飲みながら芋菓子を頂き、少量ですが自分達(家族)へのみやげに買って帰ります。色々な種類があり、それぞれに特長があって楽しめ、おすすめです。

■元祖 芋菓子「亀屋」 [HP]
・埼玉県川越市仲町4-3 ・TEL 049-222-2052・時の鐘から徒歩約1分。
  コシのある麺と濃厚な鴨汁。
はすみ小江戸川越にある地元で人気の手打ち蕎麦と鴨汁うどんのお店「はすみ」さん。住居をアレンジした店内へあがると畳の部屋から小さな庭が美しく見えます。まずは、この伝統的な日本家屋の建物が実に素晴らしいです。人気メニューと聞きました、鴨汁うどんを注文。程よくコシのある麺に、濃厚な鴨汁。麺をあまり鴨汁に漬け過ぎると、うどん本来の旨味が消えてしまいそうです。うどん自体がとても美味しいのです。鴨汁は、アツアツでプリプリッ。後ろの席から、ジュージューとステーキのような音がしてきます。その正体は鴨焼きのようでした。エビスビールを片手にそれをつまむカップルの姿が目に映りました。運転手で飲めない僕は、多少我慢のお昼ご飯となりました。しかし、鴨汁うどんは美味しかったです。ご馳走様。

■はすみ [HP]
・埼玉県川越市小仙波町2-15-10・TEL 0492-24-5240・喜多院から車で約5分。[営]11:30〜14:00、17:00〜20:00
   
     
秩父・鴨汁そば   長瀞・鮎の炭火塩焼き
秩父・鴨汁そば   長瀞・鮎の炭火塩焼き

こういうそばを美味しいと言うのだろう。
羊山公園の芝桜を眺めた帰りに最寄り駅の西武秩父駅前の「えん」というそば屋さんに入りました。11時半頃でしたが我が家の4人
が入るとちょうど満席となりました。客席は全部で和室を入れて25席から30席ほどですが、小さな厨房スペースには10人ものスタッフがいました。まだオープンして間もないのでしょうか…、不慣れな感じが伝わってきて、これはハズしたかなぁ…と、失礼ながら思いましたが、出てきた鴨汁そば(850円)のうまさには驚きました。コシがありモチモチとした歯ごたえと旨み。国産のあい鴨と書かれていた鴨もまたプリプリして美味しい。秩父のそば粉と秩父の湧き水を使ったそばらしいです。妻とおばあちゃんにも感想を聞いてみましたが二人ともかなり美味しく感じたらしく喜んでいました。店を出ると猛烈な暑さの中、20人程の列がありました。やはりここはよく知られた評判のそば屋なのかしら…。ご馳走さまでした。

■えん(そば屋) [HP]
・埼玉県秩父市熊木町10-13・TEL:0494-22-2818・西武秩父駅から徒歩約1分。[営]11:30〜14:00、17:00〜24:00

  塩がピリリ、どっしりした味わい。
鮎の炭火塩焼き長瀞駅から歩いて約5分。荒川の河原へ出ると川と岩畳と新緑の織り成す風景がパノラマで広がっていました。美しい…。そしていい香りがするのに気づきました。香りの正体は鮎の炭火塩焼き。河原にある小さな出店のドラム缶のような焼き釜を覗くと炭火を真ん中にその周りに何本もの鮎が串に刺されジワジワと塩焼きされていました。うまそう…。聞くとすぐ横を流れる荒川で獲れた鮎とのこと。せっかくなので1本(500円)買って大きな岩に座ってむしゃむしゃと頂くのでした。塩が効いており、どっしりした味わいとふわふわとやわらかい食感で美味しい。河原でこうして串に刺さったアツアツの塩焼きの鮎を食べるのはたまりません。帰りに運転が待っているのでビールを飲めないのが激しく残念でありました。

■長瀞・ライン下り乗り場付近の出店
・埼玉県長瀞町長瀞・秩父鉄道長瀞駅から徒歩約5分。
   
     
もちもちの木・中華そば   ぶっかけうどん
もちもちの木・中華そば  
いつも行列ができている埼玉の名店。
つけ麺「もちもちの木」さんの中華そばは、カップラーメン(明星食品さん)にまでなった人気の中華そば。妻の実家の久喜に行く途中にあり、何度も店の前を通っていましたが、行列のできていない日は記憶にないです。一度ちゃんと食べてみようと、家族で行列に並びました。30分程待つと、ようやく入れました。注文したのは中華そば(中:650円)。妻はつけ麺。大きな丼に濃い目の茶色のスープが全面的に覆われ麺が見えない状態で現れました。ネギとチャーシューとメンマがシンプルに載せられています。それにしてもすごい色合い。そのスープから頂きます。あつっ!一瞬にして舌をやけどした程、猛烈に熱い…。そしてうまい…。カツオの風味が強烈。この濃厚なスープに溶け込んだ細麺もまたモチモチとうまい。パンチのある中華そば。濃厚なメンマもまた美味しかったです。しかし、あまりにもスープが濃いため、スープは半分以上残してしまいました。すみません。妻が頼んだつけ麺は、ゆず風味で三つ葉が浮かんだスープとモチッとした中太麺が楽しめました。しかし、つけ麺よりもパンチのある中華そばの方が好きだなぁ。あぁまた食べたい。スープはほどほどにして…。(笑)

■もちもちの木 [HP]
・埼玉県南埼玉郡白岡町西5-1-6・TEL:0480-92-7176 ・宇都宮線白岡駅徒歩15分[営]11:00〜24:00
  懐かしいうどん。
かけうどん埼玉県内を車で走っていると、うどん屋さんをよく見かけます。「冷汁うどん」という郷土料理もあるくらいなので、やはりうどん自体、埼玉の名物の一つと見て間違いないでしょう。しかしながら、この日入ったのはその地元の"うどん"ではなく、ご主人が高松で修行をしたという、「ぶっかけうどん 小野」さん。イオン与野店のすぐ近く。12時前なのに店の前では既に10人近くの方が待っていました。たしかな人気店のようです。ぶっかけうどんに大根おろしと葱、そして海老の天ぷらがのっかったあたたかい「えび天(620円)」を頼みました。うどん自体のコシは抑え気味ですが、喉越しがいいです。妻が頼んだ天ぷらうどん(580円)は、僕が育った愛媛の松山のうどんに似ているような気がしました。(讃岐からの流れ)子供の頃、こういううどんを200円前後ででよく食べたっけ。懐かしい味わいでした。値段も手頃です。

■ぶっかけうどん 小野
・さいたま市中央区本町東5-13-21 ・TEL 048-858-7600[営]11:00〜
   
     
肉汁うどん   いが饅頭
肉汁うどん   いが饅頭
ぷりぷりシコシコ。
藤店うどんテレビでもちらほら。何十人も入れる大きな店にも関わらず行列ができることで知られる埼玉のうどん屋「藤店(ふじだな)うどん」さん。営業時間は午前10時から午後3時まで。朝は少し遅いですが香川の讃岐うどん店さながら閉まるのが早いです。一度12時前に行くと、とても駐車場に入れる様子もない上に店の前の行列もすごくあきらめたことがありました。そんなこともありまして、朝の10時半頃に行くとさすがにスルリと入れました。カウンター席に座り注文したのは一番人気という「肉汁うどん」の並。600円となかなか安い。ここのうどんは、日本蕎麦のようにほぼ漬け麺スタイル。程よい時間で現れたそれは、並にしてはかなりの量。うどんは、コシがありぷりぷりシコシコ。アツアツの漬け汁は、豚肉と油揚げとネギがゴロゴロ。それだけで飲んでみると結構濃い目。そこにうどんを漬けてつるりと頂きます。この内容で600円は嬉しい値段。

■藤店(ふじだな)うどん
・埼玉県さいたま市西区三橋6-14-7 ・TEL 048-624-2509[営]10:00〜15:00
※三橋交差点近く。 [地図]
  おめでたい饅頭。
いが饅頭農林水産省発表(2007年)の「郷土料理百選」で埼玉県の2品の内の一つが「いが饅頭」という聞きなれない饅頭でした。妻の実家が埼玉なのでその正体は何かと聞くと知らないといいます。しかし妻のお母さんはその名前こそ知りませんでしたが羽生の和菓子屋でいが饅頭(3個で約380円)を買ってくると、好きでときどき近所の和菓子屋で買うとのこと。どうやら名前を知らずに買っていたらしいです。一個がずしりと重い。見た目は明らかに赤飯。かぶりつくと中からなんと餡子が出てきます。そして美味しい(温めるとさらに美味しい)。おはぎの逆バージョンのような組み合わせ。餡子の入った蒸し饅頭を赤飯が覆っています。しかし赤飯にはごま塩がかかっておらず塩っ気はありません。代わりに、ごまと厨豆(ささげ)が付いています。なんともおめでたい饅頭。伊賀に関連したものかと思っていましたが、栗のいがに似ていることからそう呼ばれるようになったらしいです。一個食べるとかなりお腹は満たされます。ごちそう埼玉を見ると、埼玉県の北部に伝わる饅頭で、田植えの後や、夏祭りの時などに特別なごちそうとして出されたものらしいですね。思うに元々は、五穀豊穣を祈願してのおめでたいお饅頭だったのでしょう。


■まつのや
・埼玉県羽生市中央4-8-19・TEL:048-561-0242・羽生駅から徒歩約1キロ。[地図]
     
 
       
ごま汁うどん   舞茸天ぷらうどん  
ごま汁うどん    

コシのあるぷるぷる爽やかうどん。
筍ご飯埼玉の名物は「うどん」。加須(かぞ)にある「久下屋脩兵衛(くげやしゅうべい)」さんでまたまた美味しいうどんを食べ確信しました。味もさることながら実際にうどん屋さん自体が多いです。うどんは本来あたたかいおつゆと一緒に食べるのが好きですが、埼玉の加須のうどん屋は「冷(ひや)」がメインの店が多いようです。注文したのは「ごま汁うどん(609円)」。写真手前の小鉢に胡麻が入っておりそれを自分ですりつぶし、特性のタレ(冷)とキュウリを加えます。そこへうどんをつけて食べるのですが、これが実に美味しかったです。コシのあるうどんがこのごま汁とよく合っています。同じ加須の小亀さんという店でも感じましたが冷汁うどんはなんとも爽やかで暑い日に最高の風味。好きだなぁーこの味わい。冷汁だけを口に含んでみましたが、やはり美味。
※加須は江戸時代に中山道と日光街道を結ぶ脇往環道の宿場町として繁栄。そしてこの一帯は、かつて利根川の水利に恵まれたことで良質の米や小麦の産地として知られていたと、メニューに紹介文がありました。


■久下屋脩兵衛(くげやしゅうべい) [HP]
・埼玉県加須市久下1674-1 ・TEL 0480-65-5225

  濃厚なおつゆとシャキシャキの舞茸。
舞茸天ぷらうどん以前に、冷たい「ごま汁うどん」を食べた埼玉は加須(かぞ)の「久下屋脩兵衛」さんに「舞茸天ぷらうどん(780円)」を食べに出かけました。季節も10月の後半に入ると、やはりあたたかいうどんが恋しくなります。さらには茸類にも惹かれる時期。11時半頃に入りましたが既に店内はほぼ満席の状態。メニューも見ないで素早くそれを注文。うどんは舞茸の天ぷらがごっそり乗っていて嬉しい。その舞茸から頂きます。アツアツでシャキシャキしており実に美味しい。舞茸の旨みがしっかり伝わってきます。舞茸は地産のものを使っていることがメニューに書かれてありました。舞茸の下に隠れていた手打ちうどんはやや細めでプルルンとした食感。濃厚なおつゆの出汁は三種類の「節」を厚削りにしたと紹介されていました。途中から舞茸の天ぷらやワカメの旨みも溶け込み、さらに深みのある味わいに。この日も土産用のうどんだけを買っていく方が二組もいました。二度来店しましたが、地元の人にかなり人気のうどん屋さんという印象を受けました。

■久下屋脩兵衛(くげやしゅうべい)
・埼玉県加須市久下1674-1 ・TEL 0480-65-5225
 
     
 
       
掻き揚げうどん   冷汁うどん  
  冷汁うどん  
安くて美味しく、たっぷり。
松の木美味しいうどんを求め、埼玉は加須市にある「松の木」という店を訪れました。田園が広がる素朴な風景の中にプレハブ小屋のようなたたずまいでありました。店内に入ったのは午後の1時頃でしたがほぼ満席の状態。40人くらいかなぁ。メニューに書かれていた「天ぷらうどんの並(450円)」を厨房に向かって注文すると「掻き揚げうどんね」と返ってきました。(笑)念のため持ってきた小説を開いて待ちます。一人で外食の時の必須アイテムですが今日ほどそれを実感したことはなかったです。うどんが登場するまで約30分弱かかりましたので。長かったなぁ…。しかしながらわずか450円の掻き揚げうどんはパンチがあり実に美味しかったです。丼からはみだしている玉ねぎメインの掻き揚げの下に不揃いの手打ちうどんがこれでもかという程詰められています。おつゆはかなり少なめ。もちっとしたうどんそのものが美味しくおつゆともよく馴染んでいます。おつゆは醤油ベースかな…?掻き揚げの旨みも混ざりはっきりとは分かりませんでしたがうどん同様に美味。掻き揚げは、少々油が多くそれが体質的に合わない僕は数時間後大変なことになってしまいました…。よくあることです。(笑)おつゆが少なくどろりとした印象が残りますが全体にとても好きな味わいです。埼玉加須のうどんの美味しさを再認識する日となりました。

■松の木
・埼玉県加須市志多見806-2 ・TEL 0480-61-626[営]11:00〜14:00、17:00〜19:00 [地図]
 

夏におすすめのさわやかうどん。
筍ご飯郷土料理百選で埼玉の2品の内の一つに選ばれた「冷汁うどん」。夏場に埼玉(久喜)の妻の実家へ行くと時々食べていたのでなるほど埼玉の郷土料理だったんだと自然に納得できました。ただ妻の実家ではうどんではなく冷麦やソーメン。久喜のお隣、加須(かぞ)に冷汁うどんで有名な子亀という名のうどん屋さんがあることを教わり家族で訪れました。12時を過ぎた辺りで広い店内は既にぎっしり埋まっています。かろうじて一席だけ開いていたのでそこへ座りました。頼んだのは冷汁うどん(540円)と、人気メニューらしい竹の子ご飯(120円)。手打ちのうどんは異常に長く、太かったり細かったりしています。それを苦労してごまと味噌を合わせたつけ汁に付けて食べます。うまい…。コシのあるツルツルの麺とごま味噌が気持ちよく合います。つけ汁にはしそも入っており香りもよくどこかさわやか。さらにうどんの上に海苔と一緒に盛られたキュウリも新鮮でいいアクセントになっていました。つけ汁だけを何度か口に含んでみましたがちょうどいい濃さで実にまろやかな風味でした。120円の旬の竹の子ごはんはあっさりと素朴な味わいで好み。

■子亀(こがめ) [HP]
・埼玉県加須市諏訪1-15-16 ・TEL 0480-62-2876[営]11:00〜20:00

 
     
 
       
フライ焼きそば   ゼリーフライ  
  ゼリーフライ  
おやつ感覚のお好み焼きそば。
外観行田は古くから小麦粉の産地として栄えたそうです。その小麦粉を使った「フライ」は農家の方のおやつとして食べられたのが始まりで、後に足袋工場で働く女工さん達が休憩時間に食べたりするなどして普及し、現在でも20軒ほどフライを出す店があることを知りました。フライと言っても揚げてはおらず、焼いています…。はてと?フライという名は富が来る「富来」からきたとも言われているそうな…。週末にそのフライと、もう一つの名物「ゼリーフライ」を食べに行田を訪れました。入った店は忍城跡から近い「かねつき堂」さん。さて、まずはフライ。フライだけだと、なんだか具の入っていないお好み焼きのような感じがしたので焼きそばも入った「フライ焼きそば(小:450円)」を注文。小サイズのはずのフライ焼きそばは皿からはみ出した状態で登場しました。半円型の生地に箸を入れるとホワホワの湯気と一緒に焼きそばが現れます。味のベースは濃い目のソースでかなりシンプル。薄い生地の部分は、お好み焼きのあの生地と同類。これは昔の方がそうしたように食事というより間食やおやつ感覚で食べるもののような気がしました。見た目通りお腹は満たされましたがどっしりとしたソースの味わいが後をひくのでした。(笑)このフライは、地元の人のための郷土料理であると、しみじみ感じました。学生の頃に通った帰り道にある駄菓子屋さんのコロッケを食べるような感覚かなぁ。懐かし味わいです。

■かねつき堂 [HP]
・埼玉県行田市本丸13-13 ・TEL 048-556-7811[営]11:00〜18:00
  あつあつホクホクのおからコロッケ。
ゼリーフライ「ゼリーフライ?」
行田名物のその食べ物の名をはじめて聞いたとき、ゼリーをフライにしちゃったの?と信じられない思いを持ちましたが、調べてみると、形が小判型(銭型)をしており、それがなまってそう呼ばれるようになったらしいです。その正体は、豆腐のおからに、じゃが芋、にんじん、長ネギを細かく刻んで混ぜ、植物油で揚げ最後に特性ソースにくぐらせたものと「かねつき堂」さんの壁のポスターに書かれていました。見た目は一般的なコロッケと然程変わらりません。あのプルプルのゼリーとは全く関係ないのでした。(笑)このゼリーフライは1個100円で2個から頼まなければなりません。フライ焼きそばと一緒に注文しましたが、こちらは少し時間がかかって出てきました。注文が入ってから作るようですね。箸で半分に切ると、じゃがいものようなおからが出てきます。食べてみるとあつあつホクホクで美味しい。ソースが濃い目に効いています。外はカリッとして香ばしく全体にやや甘目でおやつ感覚に仕上がっています。おからの素朴な味わいがいい感じ。しかし、美味しいですが、二個は多いかしら…。フライ焼きそばを食べた後でもあるし、かなり胸焼けをしました…。(笑)一個だけおやつ感覚で食べるのにはおすすめの名物と思います。


■かねつき堂 [HP]
・埼玉県行田市本丸13-13 ・TEL 048-556-7811[営]11:00〜18:00
 
     
 
       
coedo   芋うどん  
COEDO    

麦芽たっぷり。
時の鐘地ビールは、アタリ・ハズレが極端なのでそれ程積極的に飲むことはないものですが、先日川越へ行ったときに、時の鐘の近くのレトロな酒屋さんで川越の地ビール「COEDO(こえど)」が売られていたのを見て、つい買ってしまいました。深い茶色のボディーの伽羅(きゃら・330ml、280円)。デザインが洒落ています。伽羅の他に、紅赤、瑠璃、淡黒、白(全5種類)があります。実はこの「COEDO」は、サントリーさんのプレミアムモルツさながら、モンドセレクションで最高金賞や金賞を獲得したビール。ちなみに最高金賞は、紅赤と瑠璃。最近、この賞を受賞したという多種の商品告知が目立つので、以前ほど強くひかれることはないですが、やっぱり試したくなりました。(笑)キンキンに冷やしたグラスに適度に冷やしたCOEDOを注ぎ、じっくりと味わう。美味しい…。どっしりとした味わいでコクがありまろやか。そしてなんと言っても麦芽がたっぷりな感じがいい。好きだなぁーこの味わい。川越の地ビールだから芋が入っており少し甘いのかなと勝手に想像していましたが、全く違うイメージの正統派のビール。原材料には麦芽とホップの文字だけが並んでいました。おすすめです。

■(株)協同商事 コエドブルワリー [HP]
・埼玉県川越市今福 2908-2

  新しい食べ物?
外観川越は江戸時代からよく知られる芋の産地。(しかし今は生産量は減少したらしいです)その背景もあり、芋を使った食品がたくさん作られています。芋菓子、芋まんじゅう、芋釜飯、芋のアイスクリーム、焼き芋コーヒーに芋餃子なんてのもあります。中でも気になったのが紫芋を麺に練りこんだ「芋うどん」。お邪魔したのは、川越のお菓子横丁にある手打ちうどんの店「岡野屋」さん。明治から続く老舗。畳の小上がりにひとり座り、芋うどん(850円)を頼みました。程よい時間で現れたうどんは、芋を使ったうどんらしくうっすらと紫色をしています。正直、あまり食を刺激させられる見た目ではありません…。(笑)その紫麺の前にまずは、揚げたての芋の天ぷらを食べました。ホクホクしていて美味しい。紫芋が練りこまれたうどんは、ヌルリとしており不思議な食感でした。思ったより芋の味わいは感じられませんが、明らかに初めて食す食べ物。これはうどんなのだろうか…。とてもうどんとは思えなく、独特の食べ物に仕上げられています。あたたかいおつゆは醤油ベースで馴染みのある風味。しかし、これはなんなんだ?と疑問を脳裏にめぐらせつつ、おつゆも一滴も残さずきれいさっぱりと完食していました。ご馳走様。今回で四度目となる川越。五度目の次回はまた違う芋料理にチャレンジしてみたいですね。

■手打うどん 岡野屋 [紹介サイト]
・埼玉県川越市元町2-11-3・TEL 049-222-0920
 
       
 

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