旅々たびたび
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東福寺・通天橋から見た紅葉
秋の京都で紅葉狩り。  
世界遺産 清水寺
清水寺から二年坂へ 祇園を歩く
京都の郷土料理「おばんざい」
 1:世界遺産 清水寺
 2:清水寺から二年坂へ
 3:祇園を歩く
 4:郷土料理 おばんざい
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[アクセス]
京都駅→(JR奈良線:約2分)→東福寺駅→(徒歩約5分)→東福寺
東福寺駅→(京浜本線:約4分)→五条駅→(徒歩:約25分)→清水寺本堂→(徒歩:約5分)→子安塔→(徒歩:約8分)→産寧坂→二年坂→高台寺→(徒歩:約5分)→祇園
[関連サイト]
■東福寺
東山区本町15-778
東福寺駅から徒歩約5分
■清水寺
東山区清水1-294
市バス清水駅より徒歩約10分
■高台寺
東山区高台寺下河原町526
市バス東山安井駅より徒歩約5分
■汁る椀 豆寅
東山区祇園町南側570-127
TEL:075-532-3955
[旅行手配内容]
新幹線(JR緑の窓口)宿泊(じゃらん):約30,000円(全費用)
京都方面の名物
 

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京都の紅葉は、寺院と重なり合う風景や古都の歴史や時間を感じながら楽しめるのがいい。今年の紅葉は京都で楽しむことに決めたのだが、秋の声を聞いても、なかなか紅葉の見頃にならない。うーむ。紅葉はイメージしていたよりも実際には意外と遅く、京都周辺は11月の半ばから下旬であることを知った。紅葉の見頃を知らせてくれる、あるサイトでは、紅葉度30%であったが、週末に向け天気が下り坂に向かっていることも知り、思い切って行ってみることにした。

東京駅でのぞみに乗り、朝の9時過ぎに京都駅に着いた。ホームに降りると少し風は冷たいが、思ったより寒くはない。改札を出て空を見上げると透き通るような青い空が広がっていた。紅葉を楽しむには絶好の陽気。さいこー!紅葉度30%でも、それはそれで楽しめるだろう…。そんなことを思いながら、最初に向かったのは紅葉のスポットとしても知られる「東福寺」

京都駅からJR奈良線に乗り約2分と近い。最寄り駅の東福寺駅からわずか5分程で周辺に着いた。400円を払い、進んだ先が臥雲橋(がうんきょう)という橋なのだが、そこから見えた風景に思わず声を上げた。艶やかな赤やオレンジ色に染まる紅葉が朝陽を浴びて美しく輝いている。その紅葉の先に通天橋(つうてんきょう)が見える。これは、紅葉度30%ではない。もう70%だ。嬉しい誤報であった。
「立ち止まらないでください」と、警備員の声がしたが、それは無理です…。

三門境内に入り、本堂右手に見えたのが国宝で三門と呼ばれる大きな門。これがまた実に迫力があり見事な風貌で圧倒された。すっごいわぁ。本堂を横切り観光客で溢れかえっている場所が「通天橋」。ここから見える紅葉が絶景だった。「来てよかったぁー!」という声がいくつも聞こえてきた。そして、僕も来て良かったと素直に思った。正直、ここまで素晴らしい風景に出会えるとは思っていなかった。

東福寺は、九条道家(鎌倉時代前期の公卿)が、奈良最大の寺院「東大寺」と、奈良で最も盛大を極めた「興福寺」になぞらえようとの念願で、「東」と「福」の字を取り、開創した京都最大の寺院ということを、訪れて知った。

大勢の観光客とすれ違う形で来た道をそのまま戻る。東福寺駅から今度は、京浜本線に乗り4分程の五条駅で降りた。修学旅行でも来た「清水寺」へ。少し距離はあるが京都の街を感じながら歩いてみたかったのだ。大きな五条通を五条大橋付近からのんびり歩いていく。歩道の右側に見える五条通りは、車や観光バスがどしどし走っているが、左側を見ると時々雰囲気のいい路地が顔を見せいい感じ。そのままぶらりと入ってみたくなる。

三重塔突然現れた修学旅行生のグループに混じって茶わん坂(清水新道)を歩きながら清水寺へ着いた。真っ赤に色づいた紅葉の先に三重塔が美しく聳えている。五条駅を出て30分近くは歩いただろうか…。300円を払い清水の舞台へ上がる。三度目なのだが、それぞれに感じ方は違うものである。

清水寺子安塔
(こやすのとう)へ続く道からは、本堂を手前に三重塔、そして京都の街並みも見渡せた。桜の季節もまたいいらしい。清水寺は、奈良時代の末に開創された長い歴史のある寺院。古都京都の文化財の一部として金閣寺や平等院などと共に1994年に世界遺産に登録されている。

清水寺の本堂を下から見上げてみる。上からよりも少し低く感じる。「清水の舞台から飛び降りる」という言葉があるが、実際に飛び降りた人は約234人もいるらしい。(実録『清水の舞台より飛び落ちる』より)。生存率は、なんと86%と信じられないくらい高い。

二年坂清水寺を後にし、土産屋などが軒を連ねる清水坂を下る。老舗の七味家さんの手前を入った所が産寧坂(さんねいざか)。豆腐料理の店などが並ぶ風情のある石段の坂道で、そのまま二年坂へ続く。二年坂は竹久夢ニが愛する人と駆け落ちをしたとか、一時期暮らしていたなんて話も聞いた。この通りもまた京都らしい香りがして癒される。

高台寺二年坂の先には、豊臣秀吉の正妻「北政所(ねね)」が、秀吉の菩提(ぼだい)を弔うために1606年に開創した「高台寺」があった。拝観券が600円とちょっと高いのは、掌美術館とセットでもあるかららしい。京都の寺院の拝観料は、バラバラだが、実際に入ってみるとなるほど、と思うことが多い。安い場合は、見所がやや少ないが…、高い場合は見所が多い。

高台寺は、開山堂、霊屋(おたまや)、傘亭、時雨亭、などが現存する。開山堂の前に広がる小堀遠州作(二条城二の丸庭園や南禅寺も手がけた大名茶人)の庭園も実に美しかった。もちろん紅葉も華やかに色づいており感嘆の声をあちこちで聞いた。

祇園高台寺を出て時計を見ると、昼ごはんにいい時間。朝からたっぷり歩き、お腹も程よく空いていたので、高台寺から近い祇園で食べることにした。夜の華やいだ祇園もいいが、昼に静かな祇園の石畳の小道を歩くのもいい。紅殻格子(べんがらごうし)、簾(すだれ)が印象的。

ぶらり寄ったのは、「汁る椀 豆寅」。のれんをくぐると「おこしやすー」と着物姿のおかあさんに迎えられた。坪庭が見える広めのカウンター席に座り、おばんざい膳(1800円)を注文。おばんざいは、京都で昔から食べられてきた家庭惣菜。

あたたかいお茶を飲みながら待っていると、間もなく四角い大きなお盆に9品のおばんざいがそれぞれ違う豆皿に盛られ出てきた。ごはんと赤だしもセット。和服姿の若い女性がそれらを並べた後、9品全て何であるか流れるように説明してくれた。里芋を揚げたもの、さわらの照り焼き、シビマグロの味噌漬け、出し巻き玉子、自家製豆腐など、それぞれ実に美味しかった。久しぶりの赤だしも身体に染みた。

祇園会計を済ませると「おおきにー」と、和服姿のおかあさん。いい響きだ。お店を出ると、少し先を4人組の舞妓さんらしき女性達が歩いていた。舞妓さんかな?と思ったが、どうやら違うらしい…。観光客の人っぽい。まあそれでも、着物姿の女性がなんとも似合う街。

京都は平安遷都(794年)から明治元年の東京遷都まで皇居がおかれた日本の都としての長い歴史が背景にある。今は観光地のイメージが強いが、随分長い間日本の中心でありました。そんな京都への今回の旅は、東福寺から始まり、清水寺、高台寺。欲張らず、一日に三寺と一町を巡るくらいがちょうどいいですね。

(06年11月:旅々旅人)
 
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