旅々たびたび
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名古屋城
つるつる、はふはふ、うどんを食う旅。  
味噌煮込みうどん
金鯱・名古屋城1階実物大模型 きしめん
大相撲名古屋場所・のぼり
 1:味噌煮込みうどん
 2:金鯱
 3:きしめん
 4:名古屋場所のぼり
詳細地図
>>詳細地図(MapFanリンク)
[アクセス]
JR東京駅→(のぞみ:約1時間40分)→JR名古屋駅→(地下鉄桜通線:約4分)→久屋大通駅→(地下鉄名城線:約2分)→市役所駅→(徒歩:約5分)→名古屋城
地下鉄市役所駅→(地下鉄名城線:約4分)→栄駅→(地下鉄東山線:約2分)→新栄町駅→徒歩:各地
[関連サイト]
■きしめん まるみ亭
名古屋市中区栄4-5-3
■山本屋本店
エスカ店:名古屋市中村区椿町6-9新幹線地下街エスカ
■うなぎ・日本料理 なまずや
名古屋市中区葵2-14-26
[旅行手配内容]
新幹線(JR緑の窓口):約25,000円(全費用)
愛知方面の名物

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近い…。東京駅を出た「のぞみ」は、約1時間40分であっけなく名古屋駅に着いた。

名古屋といえば元の尾張。尾張から出たツワモノ戦国武将は織田信長、豊臣秀吉。お隣三河からは徳川家康が出ており、いずれも100年に1度出るか出ないかの天才が三人も同地方(現在の愛知県)からほぼ同時期に出たことは今更ながら驚く。そして、三人とも恐ろしく違った性格なのもおもしろい。

前日の天気予報では雨だったが、名古屋は青々と晴れていた。朝の9時過ぎだというのに30度を越える真夏に迎えられた。名古屋駅を出て向かったのは名古屋城。地下鉄桜通線に乗り久屋大通駅で名城線に乗換え、市役所駅で降りると、もうそこは名古屋城のすぐそばであった。

市役所駅から地上へ出て名古屋城へ向け歩き出すと、なぜかお相撲さんと時々すれちがう。そしてすれちがう度に、鬢付け油のやわらかい香りがプ〜ンと鼻を刺激する。

名古屋場所なぜこんなところにお相撲さんが…
と、不思議に思いながらもそのまま歩いていくと、愛知県体育館の前に朝青龍関を先頭に、白鵬関、琴欧州関とカラフルなのぼりが続いていた。この日はちょうど大相撲の名古屋場所が行われていたのだ。

うーん。見ていきたいけど今日は時間がない。愛媛の松山に住んでいた頃、近所で行われた地方巡業を見に行ったことがある。たしか北の湖が全盛期の頃で、好きでもないのに横綱だからと一応サインもらったっけ。その節は失礼致しました…。(笑)ちょっと悪役だったからねー。

その愛知県体育館の手前に名古屋城への入口があった。入場券を買い中へ入ったが、その広さに驚いた。とてつもなくひろい。入口でもらったパンフレットによると名古屋城は、関ヶ原の合戦後に江戸幕府を開いた徳川家康が1609年に東海道の要所、また、大阪方への備えとして、加藤清正・福島正則・前田利光等北国・西国の諸大名20名に命じて作らせた平城(尾張徳川家の居城)とある。現在のものは、第二次世界大戦で焼失した後、昭和34年に再建されたもの。

城築を指名された諸大名は関ヶ原以前に豊臣方であった外様大名ばかりで家康は、その諸大名達に莫大な資材負担、工事負担を課したようだ。表二之門から入ると、目の前には大きな石垣。よく見ると一つの石に印のようなものが見えた。これは諸大名が自分達が運んだ石を区別するために刻んだ刻紋と呼ばれる「目じるし」らしい。それにしてもこの城内、大小ものすごい数の石が印象に残る。

名古屋城その石垣の向こうに、美しい名古屋城の天守閣の姿があった。屋根の淡い若草色が実に魅惑的。想像以上に美しい。天守閣のてっぺん両側に小さく見えるのが何故か有名な金の鯱。元々は火除けの呪いであったのが、後に城主の権威の象徴として飾られるようになったそうな。天守閣の1階に同じ大きさの模型があったが、間近で見るとなるほどでかい。(雄2.621m、雌2.579m)

鯱(しゃちほこ)は、頭をトラに似せ、背にとげのある逆立ちした魚の形と辞書にあった。現在の金の鯱は、昭和34年の天守閣再建の時に一緒に作られたもの。その費用はなんと約4800万円。18金は約88キロも使ったそうな。うーん…、住民もよく許したもんだ。(笑)

名古屋の街並天守閣内は近代的な博物館になっていた。なんとエレベーターまでついており驚いた。それでもヘトヘトになりながら階段をのぼり天守閣のてっぺんに到達すると、名古屋の町を360度ぐるりと一望できた。窓が締め切られ自然の風を感じることができなかったがクーラーの冷気を感じた。それでいいのか…、それでいいのだろう。城というより博物館を目指した再建だったからだ。

名古屋城を出ると、気温はさらに上がっているように思った。後で知ったがこの時点で34度…。こうも暑い日は、名古屋名物の「ひつまぶし」をガッツリ食ってやろうと決め、本屋に入りチェック。そして中区は葵にある「なまずや」に向かった。地下鉄東山線の新栄町駅で降り、汗だくになりながらもなんとか、お昼の12時前にお店へ到着。やー暑かった。そして、店内へ入るとびっくり…。席の案内を待つ人が20人近くも溢れている……。

えーーーーーーーーーーーーーーーー!
そのまま、ヘナヘナと崩れ落ちそうになった…。

さすがに、20人を待つ精神的な余裕も気力もなくお店を後にした。ここまで人気のお店だったとは…。うかつだった。しかし電車を乗り次ぎせっかくここまで来て名古屋らしい食べ物を食べないのは悔しいので広小路通を名古屋駅方面へ向けブラブラ歩くが、どうもそれらしいお店に出会わない…。

ひつまぶし、味噌カツ、きしめん、手羽先、味噌煮込みうどん…。

名古屋の名物が頭の中でグルグル回転している。気がつけば、さっき降りた新栄町駅も通り過ぎており、迷子のようになってしまった。
困ったぞ…。

1キロ以上歩いただろうか…。
汗でシャツはビショビショ…。

すると突然、歩いている歩道の反対側に大きく「きしめん」と書かれたお店を発見。
おぉぉぉぉぉぉぉ!
暑い中、熱い麺類を食べるほど大の麺好きなので、きしめんのお店の発見は飛び上がるほど嬉しかった。店内へ入るとなんとほぼ満席。
「相席でお願いしま〜す」
と言われ、交通整理の制服を着て真っ黒に日焼けしたおとうさんと小さな机で向かい合う形になった。

残念ながらおとうさんにはあまり歓迎されていない感じであった。ソワソワしてどこか落ちつきがない。東京のラーメン屋やそば屋は相席になる機会が多く慣れていることもあり、僕はまったく気にならないが…。(笑)

入ったお店は「まるみ亭」。11時30分から翌朝の5時までやってる大胆なお店。沢山あるメニューから「とろろ釜揚げきしめん」を注文した。まわりにサラリーマンの姿が多かったため、さすがにビールは我慢した。(笑)かなりつらいものがあったが…。

おとうさんは、「山菜とじきしめん」を注文していた。しばらくして茹で上がったばかりの平たい麺が木製のおひつに入れられドドーンと現れた。湯気がモクモクと立ち昇っている。ひゃーうまそー。

醤油べースのあたたかいつゆにしょうが、刻みねぎ、すり胡麻を混ぜ、その中にきしめんを入れてズルズル食べる。う、うまい…。麺が平たくて大きいから稲庭うどんのようにはスルスル入っていかず口の中で滞在する時間が自ずと長くなり、麺本来の味や食感が楽しめる。つゆともよく合う。さぬきのようなコシがあるものではなく柔らかくて長く、食べ応えがある。イタリアンでいうフィットチーネのような感じ。評判のそれとは違いきしめんはなかなか旨いうどんだった。大好き!

お店を出ると、とんでもない状況に突入した。もはやサウナ状態…。それでもこうゆう汗は嫌いじゃない不思議。栄駅まで歩き、そこから名古屋駅に辿り着いた。本を片手にしばし涼んでいたカフェの窓から大きな大きな入道雲が見えた。夏の足音が聞こえてくるようであった。

* * *

夕方早く、今度は名古屋駅の地下街にある山本屋本店でこれまた名古屋名物の味噌煮込みうどんを食べた。きしめんとは全く違うゴツゴツと固い麺で、濃厚な赤味噌のスープと混ざり合い、まったりこってりと旨い。白いご飯と一緒に、つるつる、はふはふ食べる。しびれるくらいに旨い…。

初めての名古屋は、35度近い猛暑の中で、アツアツの旨いうどんをつるつる、はふはう食う旅となった。四国生まれのうどん好きの僕には、それがとても幸せなのであった。名古屋名物は、味噌カツ(大好き)は経験済みなので、今度はひつまぶしだけでも食べに来たい。名古屋は都会過ぎて東京に住む人間からすると観光要素はちょっと弱い…。しかし、名古屋の食はとても魅力的。食だけを目的に何度か来る価値があると思う。

さてと、今日は帰ろうっと。

(06年7月:旅々旅人)
 
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