レンコンの街で頂くレンコンの天ぷら。 天ぷらは何が好きですか?僕は最もレンコンが好きです。あのシャキシャキ感と独特の旨みがたまりません。れんこんの生産量の日本一が茨城の土浦だそうです。霞ヶ浦(湖)に面した人口約15万人弱の街。その土浦にある明治2年創業の「ほたて」という名のほのぼのとしたお店でレンコンの天ぷらを頂きました。約140年ものれんを守り続けている天ぷら屋さん。意外と堅苦しい感じはなく、家庭の食卓で食べるような時間が流れていました。注文したのは天ぷら定食。お目当ての天ぷらの前に大きなお椀にたっぷり入れられたあら汁がとても美味しい。汁とご飯が美味しいお店はメインのおかずも必ず美味しいものです。天ぷらは、れんこん、わかさぎ、人参、大葉、白身魚。レンコンは期待通りなかなかでした。ある意味最も印象的だったのは、ワカサギ。霞ヶ浦でも獲れるというワカサギが、なんだか泥臭く手強かったです。(笑)ワカサギってこんなに濃い味でしたっけ…。ご飯もあら汁も天ぷらもかなりの量。この味とこのボリュームで880円は、嬉しい定食。大変ご馳走様でした。 ■ほたて[地図] ・茨城県土浦市中央1-2-13・TEL 029-821-0151・土浦駅北口から徒歩約7分。(駐車場あり)[営]11:00〜
リアルで、美味しいサブレ。 茨城の土浦は、低湿地の土壌と高い水温がれんこん栽培に適しており、れんこんの生産量が日本一なのだそうな。僕が育った愛媛の松山にも蓮が密集した沼が通学路にあり、泥んこになりながらよく遊んだ記憶があります。そしてよく食べました。食べるとしたらお決まりの煮物か天ぷら、特に天ぷらは大好物。まぁ、とにかく子供の頃から馴染みのある植物。ところが生産量日本一の土浦では食事にとどまらず、サブレまで作られていました。しかもれんこんそのものの形をリアルに再現したもので、ちゃんとれんこんの粉末も入っているようです。土浦駅の東口から階段を降りた付近にある物産店の「きらら館」さんで8枚入り(685円)を買って帰りました。小さな箱には、「れんこんサブレー・ハスだっぺ」と書かれています。ハスだっぺは、ハスです、という意味でしょうか…。ハスだよ…?ハスだぜ…?まぁいいっぺ。(笑)れんこんの味は特に感じませんが、とても美味しい。サブレという食べ物は、どこのものを食べても大体美味しい不思議。バター風味のクッキーが味覚に合うのでしょう。気持高めですが、この「れんこんサブレー・ハスだっぺ」もおすすめだっぺ。 ■発売元:レンコンホンポ「ハスだっぺ」 茨城県土浦市真鍋6-2-3(ギフトセンター土浦)※土浦駅のKIOSKや、土浦駅東口すぐ「きらら館」などで販売。
切干大根がいいアクセント。 "納豆"と呼ばれる日本人の半数以上(多分…)の方が愛する食べ物がずっと苦手でした。よく、「匂いがダメ?」とか、「ネバネバな感じがダメなんでしょう?」と言われてきましたが、その2点は問題なく、根本的に"味"が受け入れられないのでした。しかし、これだけ好きな人が多い食べ物だからなんとか食べられるようになろうと、チャレンジしたこと数十回…。結果、ずっとダメだったのですが、なんと水戸のそぼろ納豆でその長い歴史に終わりを告げたのでした。(笑)食べられるじゃん…。いきなり"好き"まではいきませんが、納豆の良さが初めて分かりました。なるほど、こういう美味しさなのね。このそぼろ納豆には切り干し大根が入っており、その切り干し大根がアクセントになっているのも大きいですかね。かなり濃厚な風味。醤油を少したらすと、さらに食べやすくなりました。商品(笹沼五郎商店さん)のパッケージによると、そぼろ納豆は昔から水戸地方の農家で作られてきた保存食で、納豆に切り干し大根を加え、塩、醤油などで味付けし、より長く食べられるようにしたものだそうな。水戸の納豆は、元々茨城が小粒大豆の産地であったことが背景にあります。そして小粒であるため風味がよく納豆菌の繁殖にも好都合であり、当時開通した鉄道の土産にしたことから、次第に全国的に知られるようになったとも書かれていました。なんだか大人になった気分です。(笑) ■笹沼五郎商店 茨城県水戸市三の丸3-4-30 ※購入したのは水戸・偕楽園内の売店