先日、家族で静岡方面へドライブに行った時のことなんですけどね。

ある場所を境に突然、予想外の雪の世界に突入し、

「なんだか雪国に来ちゃったみたいだね」

なんてワクワクモードで話をしながら、幻想的な雪道をズンズン登っておりますと、

前方に見える交差点に、パトカーや警察官の姿がありなんだか騒々しいのです。

すると、一人の警察官が近づいてきまして、

「この先、凍結してるから行かない方がいいよ」と言うのでした。

なんとなんと。しかし凍結した道は初めてなので、仕方なく登ってきた道を下り始めたのですが、

その5分後に、人生初のスリップ！

おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！

狭い道を真横に防いでしまうように、一瞬にして回転してしまい、止まる気配がない…。

ヤバイぞこれは……、流される…。

ガリガリと妙な音のするブレーキを強く踏みながら、慌ててハンドルを戻そうとするのですが、

なかなか思うように戻ってくれない…。

対向車も遠くだが見えて来た…。まずい…。

左は溝と山壁。右はガードレールのない下り坂…。

この場合、溝にはまれば一大事は逃れるのですが、それも絶対避けたい…。

しかし、全くどうにもならない…。いよいよまずい…。

息子はおとうさんが格闘する様子が可笑しいようでキャッキャッと、笑っている…。

5、6回必死でハンドルを切るうちに、やっと元に戻るのでした。ふぅー。

いやー怖かった。ホントに死ぬかと思った。

しかし…、

その後も凍結した坂道は続くのでした。

雪の世界を抜けるまで…。