どういうわけか日本酒が好きになった。
だれかに勧められたり、何かの本やテレビなどで紹介されていたりしたわけでもなく、ただいつの間にか日本酒がおいしく感じるようになり、最も好きなお酒になった。
夕暮れ時に立ち寄る飲み屋も日本酒が置いてあるかどうかが一つの決め手になる。
最初の一杯を日本酒から始めたいのだ。
そして日本酒に関しては一杯で終わりにする。
二杯目となると、どうしたことか一杯目程は美味しく感じないからなのだ。
一杯で十分に口の中に日本酒独特の旨味が広がり、
二杯目まで行くとそれがちょっとしつこく感じるからなのであった。
二杯目はその気分でビールだったり、焼酎だったり。
そして日本酒は冷たいグラスに並々注がれたあの感じを一杯だけちびりちびりと味わうのがいい。
下のようなおちょこで、ぐいっと飲むとその美味しさは半減するから不思議。(笑)
やはり冷やされたグラスで一杯だけを味わいたいのだ。
いつしかそんな飲み方を楽しむ様になった。
日本酒は常温ではなく、ワインまではいかないが程よく冷えた状態のものが口当たりがよく美味しい。
ワインのように細かく温度管理がされていると尚更いいがそこまでは求めない。
「冷やで」と言うと、常温で出てくるのがお約束なので、
「この日本酒を冷酒でお願いします」と伝える。
そうすると、まず間違いなく冷やされた状態で出てくる 。
冷やと冷酒の違いがそこにあるのだ。
そして地元の日本酒があると尚更嬉しい。
さらに、日本酒独特の旨味とフルーティーな香りが感じられる純米吟醸酒か生酒があると最高なのだ。
つまりそれは甘口のお酒。
辛口よりもより甘口の方がより日本酒の旨味(うまみ)が出ているように思えるからだ。
純米大吟醸までいくと、ちょっと香りが強過ぎる感がボクにはある。
日本酒の世界も広くて深い。
さて、そろそろ出かけようかなぁー。
地元の冷酒が飲めるお店に。
今夜も一人酒。
演歌が流れていたら最高なんだけど。
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